妻が第2子を出産し入院すると、面会時間以外、産院には妻と赤ちゃん、自宅には私(パパ)と娘のちぇぶちゃんという状況になります。2歳のちぇぶちゃんにとっては、生まれて初めてママと離れ離れに過ごすという試練が訪れました。
ただでさえ、出産前から赤ちゃん返りが激しく、ママべったりになっていたちぇぶちゃん。おむつ替えやごはん、お着替え、歯みがきなどあらゆる面で「ママでないとダメ」状態になり、さんざん言い聞かせて、「抱っこだけはパパでガマンしてもらう」という日々が続き、かなり手を焼いていました。機嫌が良い日はまだいいのですが、虫の居所が悪いと、たまに暴れて手がつけられなくなることもありました。赤ちゃん返りは侮れません。
そして、実際に弟君が誕生したことで不安が現実に…。ちぇぶちゃんの赤ちゃん返りは出産前よりも激しいものとなりました。
これまでママとパパの視線が全て自分に向けられていたところに、自分よりも小さくてかわいらしい生き物が突然現れるわけです。その小さな何ものかにママが授乳したりパパがおむつを変えたりして大切に扱っている様子を見ると、ママやパパの自分に対する愛情がなくなってしまうのではないかという不安を感じても無理ないことかもしれません。聞くところによると、それまで100%だったものが99%になってしまっただけで、まるで全てを取られてしまったかのように感じるそうです。
ちぇぶちゃんは赤ちゃんのちいさなベッドに入ってみたり、自分もおっぱいが欲しいとママの胸に吸い付いてみたり、なぜかママやパパのことを足で蹴ってみたり、おむつ替えがイヤ、歯みがきがイヤ、お着替えがイヤとイヤイヤが激しくなったりしました。赤ちゃん返りが原因と思われる行動の変化がかなり強めに現れたように思います。
この状況に、育児経験の乏しい私は途方にくれました。特に「パパきらい」などと言われると精神的にかなり辛いですね。ママからは「ちぇぶちゃんはまだ好き嫌いの意味もあまりわかっていないし、ただママのそばにいたいと言ってるだけで、パパが嫌いなわけではない。真に受けないで。」と諭されました。「いつも一緒にいてくれたパパが弟君のお世話をしていることにもショックを受けているのではないか」とも…。半信半疑なところがありましたが、なるべく「パパはちぇぶちゃんが好きなんだよ」ということを伝えるようにしました。
「パパはキライ」「パパはなし」と言われながら、娘に優しく接するのは未熟な自分にはなかなか辛いものがありますが、日が経つにつれて、ちぇぶちゃんの拒絶具合も少しずつ和らいできたような気がしています。
ママの入院中は、私が毎日ちぇぶちゃんを産院まで連れていき、数時間過ごしてまた自宅に連れ帰るというスケジュールですごしました。妻がいないので、家事は手抜きせざるを得ませんでした。実際にやってみると、2歳児の相手をしながら家事をこなすのは本当に大変。普段のママの有り難さを嫌でも実感させられることになりました。産院がかなり自由な雰囲気だったので、病室でママとゆっくり過ごせたことも救いでした。
毎日産院に通うことになったちぇぶちゃんでしたが、産院にあった思いがけないおもちゃに本当に助けられました。
ジャーン!
なんとレゴ デュプロ 楽しいどうぶつえん 2356というセットが、産院の新生児室の目の前の、子どもが遊べるちょっとしたスペースにありました。
▼新生児室の弟君を見つめるちぇぶちゃん。
このデュプロのセットを目にしたちぇぶちゃん。目を輝かせて30分くらいブロック遊びに没頭してくれるようになり、ママのスケジュールが立て込んでいて(入院中は結構忙しい)病室に居られない時など、産院にいる間の時間潰しに本当に助かりました。
やっぱりレゴサイコーです。
病室のフロアにある綺麗なラウンジで駆けまわるちぇぶちゃん。毎日3時にはおやつが並ぶため、もう一つのお気に入りの場所になっていました。
自宅では、デュプロのセットを組み立て説明書を見ながら組み立ててからごっこ遊びをするという遊び方が多かったのですが、産院では小さな基礎板の上に四角いブロックを敷き詰めるようにしてくっつけていました。
「カラフルにするの」と言いながら、1個1個ゆっくりと付けていきます。まさか産院でブロックの新しい遊び方を習得できるなんて…。サプライズですね。
これがきっかけで、自宅でも基礎板に敷き詰めて並べるようにブロックを付けていく遊び方をするようになりました。
▼2歳児とは思えない集中力を発揮して黙々と遊ぶちぇぶちゃん。
ブロックで作った壁の中にパズルのピースを入れて遊ぶちぇぶちゃん。プールの中でパズルのピースをぱちゃぱちゃ遊ばせているのだそうです。このプールでお気に入りのディズニーのフィグなども遊ばせています。
たくさんの色を使いながら、「グーフィーを助けてあげよう」「ここは青、ここはピンク」「きれいだねえ」「ケーキどうぞ」などぶつぶつ言いながら遊ぶちぇぶちゃん。
プレイハウスにデュプロの人形を乗せても楽しい。
トレインセットの線路にカラフルなブロックをつけていくちぇぶちゃん。
早い時期から様々な種類のおもちゃに触れて、いろいろな遊びの経験を積むことが子どもにとっては重要なのだろうと思います。自分の趣味も兼ねて当分の間はデュプロに集中して遊んでもらおうかな。
レゴ (LEGO) デュプロ 楽しいどうぶつえん 2356
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