複雑でわかりにくい格安SIMについてちんたら調べています。
ドコモ、au、ソフトバンクといった携帯電話会社と契約すると、中途解約した場合に違約金が請求されるケースがあるため実質的に解約できなくなる、といういわゆる「2年縛り」について池田信夫さんの記事がわかりやすいです。
- 格安SIM+SIMフリーiPhone という組み合わせについて調べてみた
- SIMフリーiPhoneへの移行方法について調べてみたよ
- 乗り換えやすい格安SIMはどれか調べてみた
- 格安SIM乗り換えの落とし穴!
- 格安SIM最強はmineoか
記事によれば「iPhoneが壊れたので、格安SIMに乗り換えて、いかにこれまでぼったくられていたか実感した。」とのこと。
過去3ヶ月の料金は平均1万円強で年間約24万円になるという池田さん。
解約すべきタイミングについての記述が非常に参考になります。
2年縛りは、満24ヶ月で終わりではない
2年縛りということで調べてみると、満24か月になる日が「10月7日」だという池田さん。
満24か月が経過した10月8日に解約しようとしたところ、「今月中は2年縛りで違約金1万円をいただきます」といわれてしまったそうです。
そこで次に10月末で解約したいといったら、「解約の予約はできない」との回答で、さらに「11月1日に解約したら、来月の料金をとられるんじゃないの?」と聞いたところ「11月末までの料金をいただきます」といわれたとのこと。
これでは2年縛りではなく、25ヶ月24日縛りだ。おまけにこの縛りを忘れて、1ヶ月たつと新たに2年縛りになる。これを知らないで、トラブルになるケースが多い。最初に買うときはともかく、2年以上たった古い端末で契約を自動更新するのは詐欺商法である。しかもだまし方が各社同じなのは、カルテルの疑いが強い。
解約するタイミングが非常にシビアですね。
自分の契約状況を確認してみた
心配になったので、わが家で契約しているソフトバンクの方を調べてみると
- スマ放題専用2年契約
- [ご契約期間:11ヶ月目]
- ※ 更新月2016年12月11日から1ヶ月間
- ※ 更新月にお申し出がない場合は自動更新となります。
となっていました。2016年12月11日から1か月間に申し出れば違約金がかからず解約できるように読めます。きちんと確認しておかないといけないですね。
契約開始日が2014年10月30日だったので、たしかに25か月以上縛られていることになります。
不信感を抱いた池田さんは
SIMフリーのASUS ZenFone2とOCNモバイルoneの格安SIMに乗り換えた。端末の性能はiPhone6s(8万4000円)とほぼ同じで、2万7800円。SIMは月間3GBまで月1600円だ。これを2年使い続けても、6万6000円。わかりにくい「割引料金」なんか無視して、トータルコストで計算すれば、MVNOに乗り換えるだけでコストは1/3以下になる。
ということで、格安SIMに乗り換えたとのことです。
※参考
2年縛りには2つの意味がある:ケータイ解約金を正しく理解する - 目で見て体験
(Yahoo JAPAN みんなの政治より)携帯「2年縛り」検証へ ユーザーの実感は: 格安モバイル好きの内向的で人見知りな中年男のブログ
携帯電話の「2年縛り(中途解約金の定め)」を有効とした事案(大阪高裁平成24年12月27日判決(NTTドコモ)、大阪高裁平成25年3月29日判決(KDDI))|フォーサイト総合法律事務所
携帯の2年縛り問題に関する最高裁判断~解約金条項は適法!?~ | デイライト法律事務所
格安SIMの仕組みも複雑で調べるのも面倒くさいのですが、諦めずに調べ続けていこう。