また産後クライシス?
ちぇぶが生まれて何度目でしょうか?どちらかといえば(いやほとんど確実に)、自分が悪いのでしょうが、またしても産後クライシス(要は夫婦げんか)がやってきました。
産後のお母さんたちの気持ちを上手に代弁していると評判の川上未映子さんの「きみは赤ちゃん」にも、子どもが生まれてから夫婦の間でけんかや険悪なムードが絶えなかったと書かれていて、「ああ、うちだけじゃないんだ」とひそかにほっとしたものの、さすがに何回もけんかを繰り返すのは、赤ちゃんにとってもすごい迷惑だろうし、なんとか解決したいのです。
ただ一方では、「平均的な日本の男性よりは子育てやってると思うんだけど…」という気持ちもあって、産後のお母さんの気持ちを本当の意味で理解できていないというか実感することができていないというのも確かなのだろうと思ってもいます。
そこで、簡単に解決できるとは思いませんが、何もやらないよりはマシだろうということで、妻が毎日つけていた記録をもとに出産後から今までの授乳回数を調べてみました。
結果は、うちのちぇぶちゃんが小食で回数が多くなりがちということもあり、1日あたりの授乳回数が、一番多かった1月で10回、最近は減ってきて6月は7回という結果でした。
ちなみに、妻は毎日何かに憑りつかれたかのように授乳状況、うんちとおしっこ、ねんねの状況を付けていました。ちぇぶがちゃんと育っているか、辛そうに泣いているけど大丈夫か、というように赤ちゃんに何かあったらどうしようという不安や緊張感でいっぱいだったのだと思います。
授乳回数からわかること
毎日大変な状況でつけていた記録なので、全部を書ききれているとは到底思えません。そうすると、実際の授乳回数はもっと多かったことになります。
大変そうなある日の記録を見ると、
am 0:30、3:00、5:00、8:00、10:00、pm 13:00、15:30、17:00、20:00、21:00
にそれぞれ印がついていました。
授乳1回に30分以上はかかっているとすると、それだけで6時間以上抱っこしながらおっぱいをあげて、それ以外にもおむつ替えやミルク(混合栄養だったので)を作る時間も入れると、一日中ずっとおっぱいをあげているイメージですね。その上、夜も1時間半以上まとまって寝られない!!
これは相当つらい日に属するのかもしれませんが、妻はこんな感じで半年以上も過ごしてきたのかということが、今回調べてみてわかったことです。
ただ「私は毎日こういう辛い日々を過ごしてきたのよ」的なことは、つい最近も妻から言われていたことではあるのです。でも、自分の口からとっさに出てくるのは心無い言葉。それでけんかが始まるということを繰り返していました。
私はといえば、産後のお母さんの大変さをわかったふりをしていただけで、本当はなーんにもわかっていなかったのかもしれません。まあそうですね。
せめて育休の間は、授乳以外はすべてやるつもりくらいでようやくバランスが取れるのかもしれません。
「きみは赤ちゃん」の228ページから始まる「夫婦の危機とか、夏」ですね。ここはむしろ男の方がちゃんと読まなければならない部分だと思います。