先日『コウノドリ』第7巻が発売になったので、早速買って読みました。
コウノドリは産科医療漫画で産婦人科病棟での出来事が描かれているため、これを読むたびに妻がわが娘を出産したときの奇跡の瞬間を思い出させてくれます。
今、わが娘ちぇぶちゃんは1歳1か月。
ということは妻が出産したのは約1年前ということになります。出産は3日間に及ぶ辛い闘いだったにも関わらず、たった1年で当時の大変な出来事の大部分を忘れかけている自分にがっかりもします。
まあそんなこともあろうかと思って、
と出産時のエピソードを書き残しておいたのは正解でした。
これを読むと、当時の様子を思い出すことができるからです。
コウノドリ第7巻の感想
今回のコウノドリの舞台は、NICU=新生児集中治療室。
これは早産児や低出生体重児、または先天性の病気をもって生まれた新生児を、24時間体制で集中的に治療する設備のことで、私たちがお世話になった産婦人科にはありませんでした。
妻は何かトラブルがあれば近くのNICUが併設されている病院に転院になるかもしれないということを知っていましたが、私はこのような情報に疎かったです。
一般的に、33人に1人の赤ちゃんがNICUに入室するといわれている。施設も病床も新生児科医の数も少なく過酷な現場だが、新生児科医は赤ちゃんを育てるため日々戦っている。
33人に1人の赤ちゃんにNICUに入る確率があり、しかも自分たちは高齢出産だったので、自分が産前NICUについてよく知らなかったことを反省しました。
妻の友達にも胎児発育不全でとても小さな赤ちゃんを出産した方がいて、彼女の赤ちゃんはNICUに入って数か月がんばって大きくなって先日無事退院したということを聞いていたので、他人事ではないということです。
マンガではNICUに入ってがんばっている赤ちゃんとその両親数組のお話に加えてNICUで働く新生児科医の過酷な勤務実態も描かれていて、内容はかなり重いものです。
「NICUは赤ちゃんの病気を治す場所ではありません。赤ちゃんを育てる場所なんです。」
とコウノドリ先生は言っています。