わが子の成長で気になること
育児にかかわると、わが子がいったいいつ歩けるようになるか、いつ言葉を話し始めるかということが気になって仕方なくなることがあります。
育児書やネット上では、個人差だから少しくらい遅くても気にしないようにと書いてありますが、気にするなと言われても無理な気もします。
そしてそんな焦りばかりが強くなってしまうと、やたら心配して成長の役に立ちそうなことはないか調べあれこれ試してみたくなります。でも子どもからすれば「そんなことは大きなお世話。歩きたいと思った日から歩くし、話したいと思ったときから話すからちょっと待っていて」なんて思っているのかもしれません。
先日、算数・数学教育のために乳幼児期からできること(その1)の記事を書くときに参考に読んだ本で知ったことですが、「絶対音感や運動能力は0歳から育ててあげることが可能」なのに対し、「数学的能力だけは0歳から、とは言えない」ということでした。
なんでもかんでも習い事に通わせるのではなく、親も子どもの発達の特徴をある程度は理解して、適切な時期に適切な教育をしていかないといけないのだと思います。
やっぱり運動能力アップがいいかも
うちの場合は夫婦で話し合って「まずは運動能力が発達するようにもっていこう」ということにしました。そしてちぇぶちゃんがまだハイハイも始めていないときからキドキドに連れて行ったり、家の中をハイハイしやすくなるよう工夫しました。キドキドに行くことはいい経験だったようで、同じくらいの月齢の子やもう走り回れる少し大きい子などを見て刺激を受けたようです。その後、ハイハイ⇒つかまり立ち⇒⇒⇒⇒⇒よちよち歩き、という具合にわりと順調にできるようになっていったような気がします。ただつかまり立ちからよちよち歩きの間、最初の一歩を踏み出すまでは思ったよりも時間がかかりましたが、意外と慎重な性格なのかもしれません。
そんなちぇぶちゃんも今は体を動かすことが大好き。歩くのもずいぶん早くなり、今にも走り出したりジャンプしたりしそうな感じです。子どもの運動能力には驚かされるばかりです。
さんすう教育について調べて知ったこと
さんすう教育について調べたとき「小さい頃からさんすう環境の中にいて、五感でさんすうを体験」することが大切で、「幼児期は、英才教育的な算数の勉強より、実際の物を使って「体験」をたくさんさせてあげることから始めるべきと知りました。
私なりに解釈するとこれは要するに家の中でじっと座ってするお勉強ではなく、どんどん外に出て体を動かして遊ばせるのが大切だということと理解しました。
確かに1歳ちょっとのまだ言葉も覚束ない時期に椅子に座らせて数を数えたり数字の書き方を学ばせたとしても、すぐに飽きてしまってあまり意味をなさないような気はします。そもそもそんなにじっとはしていられませんしね。
「算数が得意な子」にするために親ができることの著者、和田聖子さんも次のように書かれています。
この(赤ちゃんの)時期は、数字に親しみを持たせてあげることを一番大事にしてきました。そして幼児期になったら、身近にある素材を使って数字を体感させ、ある程度大きくなったらドリルも併用しつつ、楽しく真の理解につなげるよう促してきました。
「算数が得意な子」にするために親ができること 154ページ
体を使った遊びにヒントがありそう!
少し前に買ったNHKおかあさんといっしょの「ブンバ・ボーン」DVDの中に「くるくるくるっ」という歌があります。
その中では人差し指だけのばして「一本指で拍手」、人差し指と中指を伸ばして「二本指で拍手」…最後に手をパーにして「五本指で拍手」という歌詞があって、なるほど!と思いました。
画面のおにいさんおねえさんを真似して、音楽に合わせて体全体を動かしながら大きな声で歌うと、自然に「イチ、ニ、サン、シ、ゴ」まで数えていることになるのです、これはすごい!
実際にはDVDを見せているだけで子どもが一人でこのように歌うことはないので、親が一緒にやってみせてやります。すると、ちぇぶちゃんも音楽に合わせて笑顔で楽しそうに体を動かします。
このような遊びの中で数を数えるというようなすごく簡単でしかも楽しめることから始めるのがさんすうの導入としていいようです。