『コウノドリ』第8巻ざっくりレビュー、今日の「いないいないばあっ！」～ゆうなちゃんとゆきちゃんが共演

『コウノドリ』第8巻、一気に読みました。

夫婦で楽しみに読んでいる『コウノドリ』第8巻が発売されました。この漫画だけはすぐに読みたくて発売日に書店で買ってしまいます。昨日も帰り一気に読みました。

今回の内容は、「妊娠初期」「マタニティブルー」「出産から退院まで」「研修医〈前編〉」という、より身近でどんな家族にも起こり得る話題が多かったように思います。

「TRACK23 妊娠初期」

吐きづわりに苦しむ妊婦さん、売れないミュージシャンを支える看護師の妊婦さん（食べづわり）、42歳の妊婦さんが登場します。

「お腹が大きくなってからが妊婦は大変だと思っている男性が多いんじゃないか」、「本当は妊娠初期のつわりや体のだるさがキツイのに」、「妊娠しない男性には大変さがわからなくて当然だけど、理解してもらうことは大事なことだから…」などといった数々のセリフが男の自分には印象的でした。

42歳での流産率が約40％まで上がるという衝撃的なデータが紹介されていました。私の妻も高齢出産に当たりますが、ちぇぶちゃんが無事に生まれてきてくれたのは実は奇跡的なことなのかもしれないと改めて思いました。

「TRACK24 マタニティブルー」

産後のマタニティブルーと産後うつについて描かれています。

私も産後の妻を見て、出産で体にダメージを負いながら慣れない0歳児のお世話をすることがどんなに大変なことか初めて知りました。しかもホルモンバランスの影響でママは精神的にも不安定になってしまうというのです。

マンガでは、出産を終えた30％ほどの女性はマタニティーブルーを体験し、産後うつについては程度の差はあれ出産を終えた8人から10人に1人の女性がなると言われていると説明されています。

たとえば赤ちゃんに母乳をあげるというのは男の自分は経験できない体験ですが、妻もはじめはうまくできなくて「自分は母親失格だ」みたいなことを言ってました。それ以外にも産前よりも自分を責めるような言動をすることが増えて精神的に辛そうなことが多く、そんな妻の変化を目の当たりにしたことも自分が本格的な育休をとるきっかけになりました。育休中から自分もこういう漫画や育児本をたくさん読んでいろいろ勉強したり考えたりする時間を持つようになり、産前産後に知らなかったことが数多くあったことに気づかされました。

ストーリーの中でも助産師の小松さんが初めての授乳に悩むママに「おっぱいをあげる方も吸う方も初心者だから初めからうまくできないのが当たり前」というようなことを言って励ましているシーンがありました。産後体調もすぐれず、不安だらけで退院してノンストップで育児に突入していく妻に対し、このような精神的なケアを一番身近にいる夫がしていくことがすごく重要なんだと思います。

そしてこの話では3人目のお子さんを産んだママの精神的な苦しさが描かれています。産後の妻への精神的なケアは初めての出産であろうと２人目以降の出産であろうと同じで、わが家も今後もし２人目を…ということになった時にはきちんと妻の心に寄り添えるようにしたいと思わされました。