小6女子、ごみ箱開発で特許取得! 磁石で缶を自動分別
愛知県安城市に住む小学6年生の神谷明日香さん(12歳)が、スチール缶とアルミ缶を自動的に分別するごみ箱を開発し特許を取得したそうです。
ごみ箱はプラスチック板などを組み合わせて作られており、材料は全てホームセンターで手に入る安価なものというのが素晴らしいですね。
ごみ箱内部に仕切りがあり、投入口から缶を入れると、アルミ缶はそのまま真下に落ち、スチール缶は磁石の力で下の画像でいうと右側に落ちる仕組みになっています。
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空き缶分別箱を作ろうと思ったきっかけは、夏休みの自由研究。スーパーを経営する祖父の保一さんが空き缶を分けている姿を見たことだそうです。
こういう話を聞くと刺激を受けますねえ。ちぇぶちゃんと一緒に、積んであるレゴをどんどん作らなくっちゃ(違うか…)。
ちなみに、神谷明日香さんのお父様、豊明さんも次世代型のワイン検索システム「Commelier(コムリエ)」を開発され、特許を取得されたスゴイ方のようです。
父親としては、自分も子どもにこのような成功体験を経験させてあげたいなあ。
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※メモ 特許の取得方法
現在では、郵送やパソコンによる出願も認められているのですね。
特許権は25年、案外短いですね。
(1)出願
自分が発明をしたアイデアを特許にするためには、まず、自分の考えているアイデアが新しいかどうか調べ、今までの技術にくらべてどのような点ですぐれているか明確にしなければなりません。そのうえで、権利を求める技術的な範囲を決めて、アイデアの具体的な構成と効用を、わかりやすい文章に整理します。そして、これらを「明細書」とよばれる書面と、「図面」にまとめます。
これらと、自分の住所などを明記した「願書」を用意して、特許庁の出願窓口に申請します。直接窓口に持ち込むだけでなく、郵送やパソコンによる出願も認められているので、全国どこからでも気軽に出願できます。
(2)出願公開
出願が受け付けられると、出願から1年6か月を過ぎるとその発明の内容が一般に公開されます。公開された発明の内容は特許電子図書館からも見られるので、誰がどのような発明をしたのか、誰でも簡単に調べられるようになります。このため、今までどのような発明が行われたかがわかるので、同じ発明をしてしまうことを防ぐことができます。また、公報を読んで最新の技術に関する情報を詳しく知ることができます。
(3)審査
出願しただけでは、特許を得ることはできません。そのアイデアが特許を受けるに値する発明であるかどうか、特許庁の審査官による厳正な審査を受け、これに合格する必要があります。この審査はお金がたくさんかかるので、実際の商品の売れ行きを見ながら重要性などを判断し、特許出願した人にとって本当に必要である出願についてのみ、「出願審査請求」という審査を受けるための手続きをとります。
出願された内容に、特許を受けることができない理由があると、審査官から「拒絶理由」が通知されるので、指摘された部分を直します。そして、出願の内容に問題がなければ、「特許査定」という判断がなされて、特許が認められます。
(4)登録
特許査定がなされたあと、決まった特許料を納付すると、特許庁にある特許登録原簿の中に特許権設定の登録がなされ、特許権が発生します。この権利は出願から最長20年のあいだ(医薬品の場合は最長25年)存続します。
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