2016年02月14日に行なわれたスペイン・リーガ・エスパニョーラ1部の第24節、FCバルセロナ対セルタ・デ・ビーゴは、6対1でバルセロナが勝利しました。
この試合では、ホーム・バルセロナのリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、イヴァン・ラキティッチ、ネイマールがゴールしています。
中でも3ゴールをマークし、ハットトリックを達成したルイス・スアレスの3点目は圧巻でした。
81分、メッシがペナルティーエリア内で相手DFのファウルを誘ってPKを獲得します。キッカーのメッシは思いきりシュートを打つ素振りを見せながら直接シュートせず、右側にちょこんと小さくパス。このボールを勢いよく走り込んだスアレスが押し込んでシュートを決めたのです。
このトリックプレイはバルセロナのレジェンド、ヨハン・クライフが1982年のアヤックス対ヘルモント・スポルトの試合でシュートを打つ代わりにチームメイトのオルセンにパスしたプレーの再現と言われ、現地では大きな反響を呼んでいるとのこと。
私はこのプレーがルール上OKと知り驚きました。
PKキッカーのメッシがシュート態勢に入ります。
勢いよくシュートを打つと見せかけて…
右横にちょこんとパス。
走りこんできた背番号9、ルイス・スアレスがシュート。
ゴールが決まります。
別角度から。
ゴール裏から。
ゴールを喜ぶバルセロナのメンバー。
▼PKのシーンはここから確認できます。
クライフ氏は、昨年10月にガンを発病し治療を受けているとのこと。このプレーが闘病生活中のクライフ氏を勇気づけるためのものだとしたら非常にいい話ですね。
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