新米パパの子育てエブリデイ

元高校教師が2児のパパに!小1の娘は2026年中学受験予定。サピックスに楽しく通塾中。年少の息子はレゴデュプロ三昧。日々のあれこれを書いていきます。

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大河ドラマ 真田丸 第4回「挑戦」のあらすじ(ネタバレ)と感想

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大河ドラマ 「真田丸」 第4回「挑戦」

真田昌幸(草刈正雄さん)が信繁(堺雅人さん)を引き連れ、織田信長(吉田鋼太郎さん)の本陣に乗り込みます。といっても、織田の家来にしてくれと面会に向かうわけですが、少しでも有利な条件を引き出そうとする昌幸のしたたかさが見ものです。

NHKの番組表をチェックすると

昌幸(草刈正雄)は信繁(堺雅人)とともに、織田信長(吉田鋼太郎)との面会に向かう。織田の本陣で、信繁はのちに生涯をかけて争うことになる徳川家康(内野聖陽)と運命的な出会いをする。少しでも有利な条件で織田家臣になろうと真田家は策略をめぐらせるが、そこに家康が大きく立ちはだかる。一方、真田の郷では信幸(大泉洋)が留守を任されていたが、きり(長澤まさみ)や梅(黒木華)をも巻き込んだ一大事が起きていた。

というあらすじ。

もう少しだけ詳しくポイントをチェックしておくことにします。

第4回「挑戦」あらすじ

策略どおり、信長(吉田鋼太郎さん)から「参上せよ」との書状が届いたため、昌幸(草刈正雄さん)は信繁(堺雅人さん)を引き連れて信長のもとに向かい、諏訪の法華寺に入ります。

二人が控えの間に案内され廊下から周囲を見渡していると、室賀正武(西村雅彦さん)と出くわします。正武は信幸(大泉洋さん)から奪った上杉宛の密書を織田に持ち込み、一足早く織田勢に加わっていたのでした。昌幸が「ひょっとして、上杉宛の密書を奪ったのはお主か?」と正武に言うと、正武は「命が惜しければとにかくわびるしかない」と昌幸に助言をして立ち去っていきました。

 

信繁が境内の一角で織田軍の備えを見て回っていると、「見事でござろう」と声をかけられます。声をかけたのは徳川家康(内野聖陽さん)でしたが、信繁は家康の顔を知りません。家康の側には家臣、本多忠勝(藤岡弘、さん)も登場。藤岡弘、さん扮する本田忠勝は本物の武士のように見えます。素晴らしい役作りですね。

信繁は真田の家臣だと名乗り、「ただ…。わが真田は、もう少し先を行っております。弓立には、下に車を付けております。素早く大量の弓を運べます。私が考えました」と言うと、家康の目がキラッと光りました。

ちょうどそこへ信繁を探していた昌幸がやって来ます。昌幸が家康とあいさつを交わし、信繁を紹介するやり取りを見て、信繁は親しげに話しかけてきたのが徳川家康だと初めて知るのでした。

昌幸は家康に、信長への貢ぎ物には何がよいか相談すると、家康は「ここは馬ではいかがかな」と提案します。昌幸が同意すると、家康は話題を三方ヶ原の戦いに変え、「武田軍に武藤喜兵衛(武田信玄が昌幸に送った名)という、えらく強い侍大将がおって、そいつにはほとほと手を焼きました」と言うと、昌幸は眉一つ動かさず「いや、存じませぬな」と答えるのでした。

 

この後、昌幸と信繁はしばらくの間待たされ、いよいよ信長との対面の瞬間がやってきます。滝川一益(段田安則さん)に案内され法華寺の廊下を歩いていく昌幸と昌繁。広間に入ると、さすがの昌幸も緊張の面持ちで座り、信繁は廊下で控えていました。

信長の前にまずは信忠(玉置玲央さん)と家康がやってきます。

信忠は「わが父に会わせる前に、確かめておきたいことがある」といい、二通の書状について昌幸に追及を始めます。一通は昌幸が信長に宛てて織田家への臣従を願った書状。もう一通は上杉景勝に宛てた書状で、上杉の誘いにありがたいことだと答えたもの。

信忠が二通の書状の矛盾をつき、裏切るつもりではないかと疑うと、昌幸は涼しい顔で「方便でござる」と答えます。この書状は昌幸が留守にしている間に、上杉が真田領を攻めないように布石を打ったもの。四方を強い国に囲まれた真田のような弱い国衆が乱世を生き抜くための知恵。大事な書状が上杉に届かなかったのは、真田にとっては死活問題だ。「かくなるうえは、信長公には、上杉からわれらを守り抜いていただかなくては困りますぞ!」昌幸は鋭い目つきでこう述べ信忠を圧倒します。

続いて家康は、昌幸が上杉宛ての偽の書状を書き、織田の手に入るように策を講じたのではないかと昌幸に尋ねます。

「大の戦上手である真田安房守昌幸は、上杉からも誘いが来るほどの大物である。そう、われらに思わせようとしたのでは?」

なおも家康は、これから会う予定の直江兼次に真実を確かめるぞと昌幸に迫ります。家康から痛いところを突かれた昌幸でしたが、「確かめたければ、確かめるがよろしい」と家康に一歩も引かずにらみ合い、結局家康が折れてその場は収まります。

この後、ようやく昌幸のもとにやってきた信長の「…よき面構えじゃ」の一言で真田の織田への服属が認められ、真田は一益の配下とされました。

 

「勝ち戦じゃ」昌幸は廊下に控えていた信繁にこう言います。昌幸は今後の指示を仰ぐため一益の居室に行きますが、真田の要であった上野の沼田城と岩櫃城が一益に召し上げられることになってしまいました。同じころ、信繁らは、「もう一度申してみよ」と叫びながら鬼の形相で一人の家臣の頭を欄干に何度も打ち付けている信長の姿を目撃します。その家臣は明智光秀でした。

 

昌幸は領地安泰という知らせを持って地元に戻ります。

ただ、戦国の世の習いとして信長に人質を出さなければならず、岩櫃城と沼田城を織田方に引き渡さなければなりませんでした。人質には、信繁の提案により松が選ばれます。人質となる松が不憫だと泣いて止めようとする薫を演じる高畑淳子さんの演技が個人的には強く印象に残りました。

信繁は天下一といわれた安土城見物のため、松を送り届ける役目を志願してついていきます。威容を誇ってそびえ立つ安土城の迫力に、信繁は度肝を抜かれました。

信繁はしばらくの間、安土にとどまりあちこち見て回るつもりでいました。「セミナリオ」という神学校や誰もが市を開いて商いができる場所があったりという不思議な街に興味を持ったからです。

ところが、その未明、天下を揺るがす事件が起きます。

▼英語版のSanada Maru のサイトでは、写真がたくさん紹介されています。

第4回感想

この回では、前半から続く昌幸と家康の対決が見ものです。信忠の面前で昌幸の真意を見破り、核心を突く家康。

「大の戦上手である真田安房守昌幸は、上杉からも誘いが来るほどの大物である。そう、われらに思わせようとしたのでは?」

ここまで見破るというのはさすがの一言です。家康は、昌幸に白状させる気は毛頭なく、自分の策略を見破られてもなおシラを切り通せる器の大きい人物かどうかを見ようとしていたのかもしれません。

サブテーマではありますが、今回も本多平八郎忠勝役の藤岡弘、さんと薫役の高畑淳子さんの登場シーンがバッチリ用意されていて期待を裏切りませんでした。

次回、本能寺の変後の混乱が描かれる第5回のタイトルは「窮地」。信長側についた真田がどうなってしまうのか、人質の松は助かるのか、見逃せない回となりそうです。

 

▼参考になりそうな本やDVD

真田丸 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 真田丸 (NHKシリーズ)

NHK大河ドラマスペシャル るるぶ真田丸 (JTBのムック)

真田太平記 完全版 第壱集 DVD-BOX 全6枚セット

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マンガで読む真田三代

▼kindle版が安いので買ってみました。

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