12月18日(金)、第141回日商簿記検定の合格発表が東京23区・横浜と、町田商工会議所で行われました。
東京23区・横浜の場合は試験結果が受験者の住所に郵送で直接送られてくるので掲示板の前で胴上げという光景は見られませんが、合格の知らせが届くのは本当にうれしいものですね。
今回の試験は難問が出題されたため、試験終了直後からの予想通り3級、2級ともに合格率が非常に低くなってしまいました。
2級は、合格者 1173名、合格率 12.9%
3級は、合格者 3261名、合格率 26.9%
町田商工会議所の結果はこちら
合格された方は、この難しい試験を突破されたということで自信を持って就職活動や転職活動に向かっていくといいのではないかと思います。
また残念な結果となってしまった方も、今回の試験は大変特殊なケースなので全く気にする必要はありません。
まだ簿記の資格を取りたいとか、取らなければならない事情があるという方は、2月に行われる次の142回試験が狙い目なので、なんとか気を取り直して頑張っていきましょう。
▼参考記事はこちら
資格試験の在り方はともかく、簿記は、企業の経理や会計担当者だけでなく、自営業者が自分で帳簿を付けたり税務申告を行おうとするときにも役立つ有用な資格なので勉強する価値は十分ありますよ。
簿記を学べる手軽な方法
最近では、簿記を勉強するのにもいろいろな資格スクールの通信講座を利用することができます。
面白いものでは、大学受験で有名なZ会(増進会出版社)や四谷学院でも簿記講座が開催されています。
▼Z会の簿記3級講座、受講料が15,420 円と良心的な金額です。
まったくの初心者に最適な通信講座!社会人に必要な会計知識を丁寧な解説で身につける!簿記3級
▼四谷学院の簿記3級講座
簿記3級講座|四谷学院通信講座(担当講師の田坂公先生はかつて公認会計士予備校で教えていた伝説的な先生です。)
▼Webサイト上で講義を受講するユニークな講座
副業のあるサラリーマンは、年末調整以外にも確定申告が必要になる場合があります。確定申告は所得税の申告手続きですが、そのためにも簿記の知識は役に立ちます。
誰にでも関わる可能性のある税金や会計の基礎知識が身につく簿記。
まだ勉強したことがないという方も、この機会に簿記の勉強を始めてみてはどうでしょうか?
簿記の勉強に欠かせないおススメの電卓、CASIO AZ-26S
個人的に最もおすすめする簿記の入門書、文系女子のためのはじめての日商簿記3級 合格テキスト&仕訳徹底マスター問題集
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)
簿記を勉強しなくても会計の仕組みがわかると宣う挑戦的な本。
ポイントは財務3表の5つの「つながり」。
損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)を、
具体的な会社の事業活動を通して同時に作り、「つながり」を徹底解説。
新会計基準やM&Aの仕組みも、すいすい理解が進む。
まったく新しい会計学習法の誕生!