親もデュプロにハマる
最近は「子どもの知育のため」を口実にして夫婦でレゴ・デュプロブロックを揃えまくっています。2人ともレゴに触ったのはほぼ初めて。久しぶりのモノづくり、想像以上に楽しい!夢中になって遊んでしまいます。
まだ1歳のちぇぶちゃん。これから少しずつレゴ(デュプロ)に触れて、外したりくっつけたりして楽しく遊びながら、色や形・数字・文字に親しんでいってもらおうと思っています。
そんなレゴは子ども(大人)にとって最高のおもちゃだと私は勝手に思っていて、将来ちぇぶちゃんが遊ぶときに「○○のブロックが足りないからできない」という悲しい思いをできるだけさせたくないがために、いろんなセットに手を伸ばしてしまうのです。(というのは建前で、本当は自分が欲しいだけ。)
それに加えて、最近は自分用にレゴのセットまで集め始めるように…。少しの時間だけでも無心にブロックを組み立てていると、何だか疲れが取れるような気がしてしまいます。
この「セット」というのが曲者で、それぞれのセットには貴重なパーツが絶妙に組み込まれていて、コレクターの心をくすぐるのです。
すっかりLEGOの戦略にハマってますね…。
その結果、最近はブロックの数が結構増えてきたので、自分なりに収納の仕方も工夫しているところです。それについてはまた後日記事にしたいと思います。
実は他のところでも書いたのですが、私は子どものころレゴやプラモデルなどほとんど触ったことがなく、熱中して何時間も何かを組み立てたという経験がなかったのです。少年野球とかサッカーなどは遊びでやっていましたが、ピアノを習ってみたかったのに男の子がやるとなんとなくかっこ悪い気がして「やってみたい」と言い出せない…そんな子ども時代でした。
そういう、子どものころにやりたいことを思い切りやった記憶が足りないということが今のレゴ(デュプロ)集めにつながっているのかも。(あっ!レゴはちぇぶちゃんのものですけどね、全部。)今まで何かを「集めた」ということもなかっただけに、この熱の入れようには妻も驚いています。
なぜこんなにレゴにハマるのか
そんなにわかレゴファンの私が見つけた日経ビジネスのコラム「LEGO グーグルも憧れる革新力」が面白かったので、ポイントを抜き書きしておくことにしました。
- デンマーク発のブロック玩具メーカー、レゴは2014年上期の業績で、「バービー」人形の米マテルを抜き、玩具世界一となった。
- 単なるレゴブロックではなく、テーマごとに異なる世界観を訴求し、そこに引き込んで、結果的にレゴのファンになってもらう。「機能ではなく、ストーリーで売る」という、マーケティング手法を実践している。
- 実はLEGOは1990年代後半から業績を落とし、経営の多角化にも失敗し2004年は破たんの危機にあった。
- ちょうどそのどん底の時期にCEOに就任したクヌッドストープ氏はまず多角化した事業をやめてリストラを行った。
- リストラの効果が出始めると、社内で意見交換をし創業者の理念に立ち返りブロック開発に集中することを決めた。
- 制約があるからイノベーションが生まれるという考え方のもと、1つの製品に使えるエレメント(パーツ)に厳しい制限を課し製品開発を進めていった。
次の記事では、レゴ工場を見学したときの様子が現地の写真と動画入りで紹介されています。
(ブロック)1回の成形にかかる時間は約10秒で、複数のブロックを同時に成形する。これを1年間繰り返し、年間260億個のブロックを生産する。
ブロックの製造は超効率的に管理・合理化されています。それに加えて「レゴのファン同士が自律的に新製品を生み出す仕組み」、「LEGO IDEAS(レゴアイデアズ)」を広めようとしているといいます。
この「LEGO IDEAS(レゴアイデアズ)」というのは、ファンの作品を網羅的に一覧できるサイト上にファンから「商品化して欲しい作品」を提案してもらい、商品化したら購入しても良いという賛成票が1万票を超えると、レゴが実際に商品化を検討するというもので、今まで9製品がファンのアイデアから生まれて商品化されているそうです。
最近では、このレゴ アイデア 世界の鳥 21301が「LEGO IDEAS(レゴアイデアズ)」出身のセットですね。
レゴ アイデア 世界の鳥 21301
レゴが認めた世界で13人目のプロのレゴ職人、三井淳平さんについての記事も非常に興味深いです。business.nikkeibp.co.jp
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