先日、レゴムービーという映画を見てみました。
ワーナーの公式ホームページによると
ちっちゃな手で、でっかい夢を守り抜け!
世界一カラフルなLEGO® ムービーの世界へようこそ!
エメットは、どこにでもいるフツーの青年。なのに、なぜか伝説のヒーローに間違われ、レゴ® ワールドを支配するおしごと大王から、世界を救わなければならないハメに!でも、本人はヒーローの覚悟なんてゼロ。世界の終わりまであと3日…。
どうするエメット、どうなるレゴ® ワールド──!?
ブロックさえあれば、どんなものでも作り出せる!
それがレゴ® ワールド。
高層ビルが建ち並ぶ大都市、最新型の飛行機や蒸気機関車、山々がそびえ立つ大自然から宇宙まで、どんな夢だって、自分の手で実現可能だ。そんな世界に、大興奮のシークレットキャラが次々と登場、大騒動を繰り広げる。
さあ、飛び出そう!みんなの夢を形にした、
カラフルな世界へ──!
というストーリーが書いてありました。
実際にこの映画を見てみると、前半部分ではレゴで出来た人やロボット、車・宇宙船などが登場してみんな大騒ぎしています。とにかくすごいレゴ作品がてんこ盛り。レゴ好きの大人はそれらを見ているだけでも興奮してしまいそうです。まさかこのノリのまま最後までいくのか?と思ったらそうではなく、突然画面が実写に切り替わります。静かな、そして少しシリアスなシーンが始まり、映画のメッセージが語られる…という展開から再び話は盛り上がり、大団円に向かいます。
この印象的な後半の実写部分について少しだけまとめてみます。
下の写真はこの映画の主人公エメットが突然、レゴの世界から人の世界に落ちてきたところです。そこはレゴで作られた高層ビルなどの建物が立ち並ぶ部屋(ブロックシティ)でした。
この部屋はレゴ好きのパパ(ウィル・フェレル)が趣味で作ったいわゆるレゴ部屋で、ここで息子のフィン君が遊んでいます。
この部屋には子どもは入ってはいけないらしく、フィン君はパパに内緒でこっそり遊んでいます。
そこに悪の親玉のような顔をしたパパが登場し、自分のレゴ部屋をメチャクチャにしたと怒り出します。
パパは自分の家の地下にこっそりレゴの部屋を作っておいて、子どもに触られないように隠していたのですね。
パパは、ここに置いてあるレゴは「すべて大人の自分のもので、子どものオモチャじゃない」から、触っちゃだめだと言います。
これに対してフィン君は「オモチャだよ」と応戦。
パパは「いいや、洗練された結合式ブロックだ」と説明しますが、苦しまぎれ感が否めません。
フィン君、「8歳から14歳向けって書いてあるのに?」
これはレゴのパッケージに書いてある文字のことですね。事実です。
パパはなんと、「法律で仕方なく書いてあるだけだ」と答えます。
窮地に立たされたパパ、「お前のはそこにある」
パパは部屋の隅っこにある子ども用に用意したレゴブロックを指してそれで遊べと言うのですが、フィン君は納得できない様子です。
実際には、もっと長いやり取りが続いているのですが、本来子どものオモチャのはずのレゴがあまりにも精密に出来ているために、大人が自分の子に触らせず隠しておくなんてすごい話です。
ちなみに、このパパは映画の前半から大暴れしているおしごと大王という登場人物とイメージがかぶります。パパやおしごと大王はマニュアル通りにレゴの世界を作れというのに対して、フィン君やレゴの世界のマスタービルダーたちは、マニュアルにとらわれず自由に作ろうとします。
自分は果たしてマスタービルダーたちのように自由に想像力を働かせてレゴを組み立てられるだろうか、レゴにはまって子どもにレゴを触らせないような大人になってしまわないだろうかとちょっと考えさせられる内容でした。
ちなみに、上の険悪な雰囲気はちゃんとハッピーエンドで収まるのでご安心ください。
ちなみに映画のラストシーンで 「われわれはデュプロ星人だ」といって、デュプロが登場します。レゴというよりもデュプロが身近なわが家にとってこれは嬉しいシーンでした。いつかこのデュプロを使って続編を作ってくれたらちぇぶちゃんと観にいけるのに…
最後までいろいろなレゴの作品が出てくるので、レゴ好きな方、レゴ好きなお子さんをお持ちの方、レゴに興味がある方は楽しめると思います。
最近レゴにハマり出した自分としては、久しぶりに何度も見られる映像作品に出会えました。英語音声・字幕入りなので、英語学習にも使ってしまおうと思います。
1歳のちぇぶちゃんには… まだ早いかな?
もう少し大きくなってレゴを楽しめる年齢になったら一緒に観てみたいです。「このおしごと大王、パパそっくりだね」なんて言われないようにしないと…。