STORYS.JP(ストーリーズ)に掲載され、その後ハフィントンポストでも紹介されたストーリー。
5年でハイリスク妊娠、中絶、離婚、再婚、出産を経験した私が伝えたい4つの事・前篇
5年でハイリスク妊娠、中絶、離婚、再婚、出産を経験した私が伝えたい4つの事・後篇
ハフィントンポストの紹介によると
胎盤が1つにつながった三つ子を自然妊娠し、NICU(新生児の集中治療室)が足りないことを理由に複数の病院から受入を拒否された女性の話。彼女が綴った実話だ。病院をたらい回しの末、彼女が突きつけられた現実は、2億分の1という安産の確率。そして、出産に伴う、母体の死のリスクだった。彼女はその後、中絶という苦渋の選択をし、夫の浮気、離婚、再婚、そして出産を経験する。 1人の女性が勇気を持って綴った、マスメディアでは語られない、語ることのできない、実際の話である。
とのこと
(【メディアでは語られない現実】5年でハイリスク妊娠、中絶、離婚、再婚、出産を経験した私が伝えたい4つのこと | STORYS.JP)
実際のストーリーは先ほどのリンク先で読めますが、ストーリーの最後に書かれている、この壮絶な経験をした女性のメッセージが胸に沁みます。
回り道を沢山したけど、言いたかったことは3つ。
1.ハイリスク妊娠には誰にでも起こりうるということ。
だからこそ、妊娠・出産は先延ばしにしない方がいいと思う。
私の場合は27歳だったけど、もしあと10年後に同じ事が起こったらどうなっていただろうと思うとぞっとする。
2.妊婦健診にはきちんと通って欲しい、ということ。
出生数は減っているのに、低体重児は増加している。受入先がなく、病院をたらい回しの末に赤ちゃんや妊婦さんが亡くなるというニュースを聞く度に胸が痛くなる。
その原因はほとんどが、NICUの満床だ。
このサイトによると、84%がNICU満床を理由に受入を拒否している。 http://akachan.chu.jp/kiji_nicu.html
そして、妊婦健診を受けない、かかりつけ医のいない、「野良妊婦」「飛び込み出産」に怒りを覚える。
もちろん、きちんと管理しても、どうしてもというケースもある。
だけど、自分が勉強したり、きちんと検診を受けるだけで、回避できることもあるのではないだろうか。
けっして、妊婦健診に行かなくても何とかなる、なんて思わないでほしい。
3.彼は「誰の生まれ変わりでもない」ということ。
当たり前の事かもしれないけど、でも私は「生まれ変わり」という考え方があまり好きではない。
自分が3人の子を葬った事実は、一生忘れない。
でも、それは私一人が心にしまっておく問題だ。
私は、彼を「一個人」として、夫と試行錯誤しながら、大切に育てていきたい。
たらればになってしまいますが、もし中絶の場面に立ち会ったのが(当時の)旦那さんだったら、その後の展開は少し変わっていたのかもしれないと考えてしまいました。
妊娠も出産も命がけ…。妻が命がけで産んでくれた娘と家族3人で過ごせる幸せを改めてかみしめた新米パパでした。