1100億円をかけ2012年に完成した日本の誇る「スーパーコンピュータ・京」。
計算速度のランキングで2度の世界一に輝いたという実績を見て、よくニュースで報道される円周率の計算がスゴイのかなくらいの認識で、一体これがなんの役に立つの?と思っていました。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/supercomputer/spc.html
今回NHK Eテレの「サイエンスZERO▽これが世界一のシミュレーション"スーパーコンピュータ京"」(10月10日再放送)を家族で見て、スーパーコンピュータ京が医療や防災など様々な分野で画期的な成果を上げているということを知り驚きました。
この役立ちぐあいは、先日話題になったノーベル物理学賞・梶田氏のニュートリノの「役に立たない」(本人談、謙遜しすぎ!)のと比べると対称的ですね。
番組ホームページによると
- シミュレーションは未来への扉(理化学研究所 計算科学研究機構 平尾公彦機構長)
- 良い薬を世界に届けたい(京都大学医学研究科特定教授 理化学研究所客員主管研究員 奧野恭史さん)
- 2012年に運用開始したスーパーコンピュータ「京」。今年は国が定めた5カ年計画の最終年度。シミュレーション研究で画期的な成果が出ている。
- 864台のラックからなる京。中にある8万個以上のCPU同士が繋がることで、世界最高峰の計算速度を実現している。
- 15ケタ同士の計算を1秒間に1京回もおこなう、その計算速度が名前の由来。
- 心臓の仮想手術の比較。シミュレーションによってよりよい手術を選ぶことができ、患者の将来の病気の予防に繋がるという。
- 理化学研究所計算科学研究機構の平尾公彦機構長。京の設立に携わり、現在は「ポスト京」の完成を2020年に目指している。
- 京都大学大学院医学研究科・奥野恭史教授。京によるシミュレーション創薬で新薬の開発を目指す。
という風に箇条書きでスーパーコンピュータ・京についての説明がありました。
たとえば、都市で地震が起きたときの20万人一人ひとりの行動をシミュレーションすることが可能で、大地震の被害予測や防災・減災に役立てられたり、難しい技術を要する医療分野で適切な手術方法を予測したり、がんの特効薬の開発が進んだり、今後世の中に大きな貢献が期待されているようです。
うちの娘はまだ1歳ですが、将来このような仕事に興味を持ったら楽しそう。
もし本人が希望したら、その分野に進ませてあげることができるようにしたいな。
情報処理2014年8月号別刷「《特集》(続)スーパーコンピュータ「京」の利用」
次世代スパコン「エクサ」が日本を変える!: 「京」は凄い、“その次”は100倍凄い (小学館新書)
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