新米パパの子育てエブリデイ

元高校教師が2児のパパに!小1の娘は2026年中学受験予定。サピックスに楽しく通塾中。年少の息子はレゴデュプロ三昧。日々のあれこれを書いていきます。

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【英語育児本】タエさん『お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話』の感想【赤ちゃん英語】

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主婦ブロガー タエさんのブログ 【 祝☆書籍化 】 3才からのえいご/お金をかけずに国産バイリンガル! が書籍化され、発売されました。

正式な発売日は10月7日ですが、ちょっと早く入手できました。

『お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話』

が本のタイトルです。

「自分は英語ができない」と主張されているタエさんが、息子さんをどのようにして英語ができる子に育ててきたのか。その英語育児の秘密について、やり方が丁寧に書かれた本です。

実際にはタエさんのブログをもとに、プロのライターが書いたそうです(私が書くよりも・・・ - 【 祝☆書籍化 】 3才からのえいご/お金をかけずに国産バイリンガル!)。

タエさんのブログでは、大量の読書記録の記事などがあり記事すべてをチェックするのは非常に大変です。ですから、このように実際の英語育児の方法をまとめてくれるというのは本当に助かりますね。

Amazonの内容紹介によれば、

お金ナシ・学歴ナシ・海外経験ナシ。
大阪にいるごく普通の主婦である著者が、3歳直前から英語育児を始め、
子どもは英語ペラペラに。小5でTOEIC920点、小6で英検1級合格。
英語育児の王道と言われる高額教材を使わず、
プリスクール(英語幼稚園)やインターナショナルスクール(英語小学校)にも通わせずに、
なぜうまくいったのか。誰でもできる英語育児のハウツー本。
巻末に今すぐ使える語りかけフレーズや、おすすめの洋書・DVDリスト付き。

となっています。 

 

私は妻と違って英語が苦手なので、タエさん曰く「実は英文科卒」「実は通訳」「実は翻訳家」「実は英語の先生」「実は外国人向け日本語の先生」ではない(失礼ながら)本当に英語ができなそうな普通の主婦のタエさんに非常に親近感を感じます。

ただタエさんも育児の忙しい時間の合間に勉強されて英検2級を取得されており、親が「自分は英語できないから」と開き直って何もしないでいいというわけではないのは当然ですね。

目次からポイントを拾ってみると

庶民でもできる英語育児

STEP1は「庶民でもできる英語育児」というタイトルで、何十万もする英語教材に頼らなくても工夫して英語育児は可能だということを主張されています。

スカパーに加入して、基本料金(当時410円)だけ払って、月1回の無料日に録りためるというアイディアには驚きました。

要は、80万円とか20万円とかのセットになっている英語教材を使うのではなく、自分で工夫しながら教材を少しずつ揃えてやっていっても「英語ができる子」を育てることはできるということだと思います。

巻末にある「タエ式 英語育児に役立つフレーズ&洋書&DVD」をもとにざっと計算すると、

おすすめの洋書で約47,000円、おすすめのDVDで約93,000円、合計約140,000円分になります。

セットの教材を購入しても、普通はそれ以外にもいろいろ買うと思うので80万とか20万では済まないだろうと考えると、確かに経済的負担は相当軽くなるのだろうなと思いました。

 

それから「親が話せなくても自宅で習得できる」というのは、まさに「自分でもできそう!」と思わせてくれる点がいいですね。

ただし、

英語ができない人間なりに、英語ができる風を装って息子に話しかけたり(56ページ)、かけ流しを毎日地道に続けたりする(82ページ)などの工夫や努力は必要です

『お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話』(18ページより)

とのことです。

勉強と思わせないことが大事!

この本の至る所で言われているのが、「英語」は「勉強」ではない子どもに英語を頑張らせない、(アルファベットを)率先して覚えさせようとしない一番の目的は英語で遊ぶこと、というように英語を聞いたり英語を読んだり英語を話したりすることをいずれも勉強と感じさせない工夫をしようということでした。

これはディズニー英語システムのサンプルDVDに登場する、英語ができるようになった子どもさんが「勉強とは思っていなかった」「毎日遊びとしてやっていただけ」などと言っているのとかぶります。

サンプルDVDはここ「ディズニーの英語システム」から請求できます。

幼少期でいろいろなことをスポンジのように吸収できる時期に、「勉強」つまり嫌なものと感じさせるのではなく、一種の遊びで楽しいことだと思わせることがいかに大切かわかります。

楽しくなければ、飽きてやめてしまうかもしれないですよね。

 

それと関連して、「英語が話せてすごいね!」と言わない「英語の番組だから見なさい」と言わないということを気をつけていらっしゃったようです。

 

その結果、なんと息子さんはbe動詞についてしらないまま英検1級に合格されたそうです。なぜなら、

中学生になって授業で英語を習うようになるまで、息子は英語を勉強したことがありませんでした。WEBレッスンで少しくらいは文法の勉強をしたことがあったかもしれませんが、be動詞や関係代名詞といった言葉の存在自体、まったく知りませんでした。息子は6年生の夏に英検1級に合格したわけですから、be動詞が何なのか知らないままに1級ホルダーになってしまったのです。

『お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話』(171ページより)

ということだからです。

英語育児で一番威力を発揮するものは?

タエさんによると、英語育児で一番威力を発揮するものはずばりテレビだそうです。ただ、「子どもに長時間テレビを見せるのはいかがなものか。」ということで、

英語をやることでテレビを見るトータルの時間が増えないようにするため、今まで見ていた日本語のテレビをやめて、英語のものに切り替えました。

『お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話』(122ページより)

とのことです。

 

その結果、なんと息子さんは同年代の子どもたちなら、ほとんどの子が知っている「アンパンマンのマーチ」を知らないとか、友達にアメリカのアニメの話をしてもわかってもらえないという、ちょっと困ったこともあったそうです。

普段の生活を見直し、テレビとうまく付き合っていけるようにすることも大切ということですね。

とりあえずの感想

この本は、タエさんのブログの膨大な英語育児記録をもとに、そのエッセンスが凝縮されたもので、役に立つ情報満載です。

ただ、家庭の事情はそれぞれ異なるので、真似できるところは取り入れて、親も自分なりの方法論を考えながら、自分の子どもの様子をよく見ながら進めていくというのがいいのではないでしょうか?

このような本を出版していただいて、本当にありがとうといいたくなる本でした。

 

Kindle版
お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話

お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話

 
紙の本
お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話

お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話