出版を楽しみにしていた翻訳書を入手できたので、週末はちぇぶちゃんと遊びつつこの本を読んでいます。
わが家は英語子育てや乳幼児期からの早期教育に関心があって、子どもが小さいうちから「あれもやらなきゃこれもやらなきゃ」となりがち…と自覚はしています。
新刊の翻訳書『フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密』はそんな私たち夫婦にいろいろ警鐘を鳴らすような内容の本でした。
著者のパメラ・ドラッカーマンさんの前作『フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密』は、夜泣きや食育、保育園などの様々な場面で、子どもを「小さな大人」として扱うフランスの子育てについて書かれています。結構参考になることが書かれていて、特に初めての育児で力が入りっぱなしの私たち夫婦にとって少し肩の力を抜いて子どもに向き合うことができるきっかけの一つになりました。
今回の『フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密』も翻訳書が出ると知り楽しみにしていたのですが、書名が示す通り、フランス流の子育ての秘訣やアドバイスを著者の個人的な体験を抜きにして読みやすくまとめてあります。
この本を読んで「フランスの子育てってスゴイ!」と盲目的に信じてすぐにでもすべてを取り入れるべきか… というと少なくとも自分はYesとは言えません。本当にみんな本にあるような子育てをしているのかは実際自分の目で見てみないとわからないです。
でも、子育てを真剣にやりすぎて精神的に追い詰められてしまいがちなママ・パパはこのような本を読んで子どもに対する見方をちょっと変えてみたり、気持ちを少し軽くするのもいいのかな…と思います。
前作のまとめともいえる内容ですが、一つ一つが短くまとめられているため読みやすくすんなり頭に入ってきますし、育児や仕事の合間にちょこちょこ読み進めることもできます。
「親が落ち着いていてこそ最高の子育てができる」という考え方は全くその通りだと思います。前作を読んだときにも感じたのですが、もしこれらの本を出産前に読めれば将来の育児方針に対しての選択肢と言うか、イメージがもっとひろがって良かっただろうなと思います。特に我が家は初めての育児で心に余裕がないままあれこれと頑張ってしまいがちでしたし(特に妻が)、自分が育休を取るまで夫婦ともに心身落ち着けなかったというのが実感です。それでもこれらの本を子どもが小さいうちに読めて良かったです。プレママ・プレパパさんにもおススメです。
自分は特に食育に関する部分は参考にしたいと思い、興味深く読んでいます。巻末にパリの保育園でのお気に入りレシピや、保育園での一週間の食事メニューが掲載されているのもうれしいです。
フランスでの赤ちゃんに対する見方(第2章 赤ちゃんは天才、第4章 赤ちゃんはグルメ)、わが家でも取り入れている観察育児、幼児教育に関する考え方(第5章 「すぐに」はよくない)、前作同様目からウロコの「ちょっと待つ」ことなど参考になりそうな部分が多いです。
いろんな本からも学びつつ、自分たちなりの「最高の子育て」を模索していきたいです。
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Amazon.co.jp: フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密: パメラ・ドラッカーマン, 鳥取絹子: 本
フランス人は子どもにふりまわされない 心穏やかに子育てするための100の秘密
フランスの子どもは夜泣きをしない
▼今読んでいる本。
パリの子育て・親育て
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