新米パパの子育てエブリデイ

元高校教師が2児のパパに!小1の娘は2026年中学受験予定。サピックスに楽しく通塾中。年少の息子はレゴデュプロ三昧。日々のあれこれを書いていきます。

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「コウノドリ」ドラマ化決定!主演は綾野剛さん(10月から) 生命の神秘と奇跡を描く産科医療マンガ

〈景品表示法に基づく表記〉この記事内には商品プロモーションを含みます。

夫婦で1巻からずっと愛読しているマンガ「コウノドリ」、ついにドラマ化されるそうです。ブログでも何度も取り上げていますが、改めてまとめてみようと思います。

作者の鈴ノ木ユウさんについて

生命の神秘と奇跡を描く産科医療マンガ「コウノドリ」の作者は鈴ノ木ユウさん。

鈴ノ木さんは、中華料理屋の長男として生まれ、幼少期からチャーハンを作り続け、大学卒業後は目指していたロックスターを諦め、突然漫画を描くことを思い立ったという漫画家としては異色の経歴の持ち主です。

「コウノドリ」第1巻の「オマケ」で漫画家になった経緯がこんな感じでまとめられています。

「バンドでサラリーマン位稼げたらいいな~」

➡父に「(35歳手前で子どもができたという)現実を見る時期がきたな…」と言われ

➡なぜか「オレ漫画家になる」宣言

ぶっ飛んでますね!

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「コウノドリ」1巻のあとがきと5巻の帯。

鈴ノ木さんは奥さんの出産に立ち会ったことと奥さんの親友の産婦人科医さんがいたことがこの作品が生まれるきっかけだったようです。

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第5巻の帯

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「コウノドリ」ドラマ化決定!

産科医療の現実を描いた「コウノドリ」のドラマ化(TBS系列で10月から)が決定したというニュースが昨日流れていました。

主演は綾野剛さんで 

綾野扮する産婦人科医と天才ピアニストという2つの顔を持つ男・鴻鳥サクラを主人公に、産科医療の現場に起こる悲喜こもごもを描き出す。綾野のほかには松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、浅野和之、山口紗弥加、星野源、大森南朋らバラエティ豊かな顔ぶれがそろった。演出は「ハナミズキ」「ビリギャル」の土井裕泰、「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」「大奥」の金子文紀らが手がける。

とのことです。

わが家では普段は地上波のテレビはほとんど見ないのですが、これだけは絶対見ようと思います。

綾野剛が産婦人科医&天才ピアニストに、主演ドラマ「コウノドリ」10月スタート - 映画ナタリー

コウノドリまとめ

「コウノドリ」はKindleでも読めます。

作品の内容も素晴らしいですが、Amazonレビューには助産師の方や産婦人科医の方のものもあり、この「現場からの声」も非常に参考になるものが多いです。

特に第1巻のレビューは件数も多く、内容も参考になるものだらけです。

マンガと一緒にレビューも読んでいくことで何倍も楽しめるような気がします。

扱っているテーマが重いので、単純に楽しむというのとはちょっと違うかもしれませんが…。

[まとめ買い] コウノドリ[Kindle版]

コウノドリ(1)[Kindle版]

年間100万人の新しい命が誕生する現場から、産科医・鴻鳥サクラの物語。生命の誕生は神秘。奇跡の連続に感謝。 出産は病気ではない。だから通常の出産に保険はきかない。産科医療は怪我や病気を治す訳ではない。なので通常の出産に産科医は必要ない。だが、何かが起こりうるから産科医は必要なのだ——。年間約100万人の新しい命が誕生する現場の人間ドラマ、開幕! モーニングで大好評だった「未受診妊婦」「切迫流産」「淋病」「オンコール」を収録。

▼助産師をされている方のレビュー

産婦人科で助産師をしています。 妊娠は、”おめでたいこと”ではあるけれど、何があるか分かりません。 でも、そういうことを母親学級や妊婦健診で言うと、”そんなことは聞きたくない!”と言われることがあります。 じゃあ何が聞きたいのかと聞けば、”安定期には海外に旅行に行っていいか?”や、 ”一人目は骨盤が狭くて帝王切開したけれど、今回は絶対自然分娩がしたい!出来ますよね?!”や、 ”タバコは何本までなら吸ってもいいですか?”など… 何事もなく無事に産まれるのが当たり前。何かあればそれはすべて医療ミス! そんな風潮が変わらない限り、産科の先生は減っていくだろうし、分娩する場所も減ってきます。 今頑張ってくれている産科の先生達の苦労と苦悩を、分かって欲しいと思います。 これにはそれが書かれている、思っています。 次巻にも期待です!

こういうのを待っていました。

▼なぜ「コウノドリ」を読むと泣けるのか、ちょっとわかったような気がします。

大げさかもしれませんが、私は本書を一通り読み終えた後に、 もう一度第一話を見終えた際、涙を流してしまいました。「生活苦のシングルマザーが、駆け込み出産で生んだ赤ん坊を乳児院に送る」単純に要約すると、第一話は大体こういう話です。これだけの文をご覧になられれば、「シングルマザーが無責任なだけの話」に思われるかもしれません。確かにその面もあるのですがしかし、「出産」というものは、「何が良くて、何がダメなのか」という二元的な問題だけでもなければ、「人生におけるめでたい節目」だけでもないことが、本書では何度も語られています。そもそもこの漫画は、カタルシスや社会問題(俗流若者論など)の提起とは、 結構遠い縁にある作品であると思います。一見すると大団円の結末を迎えたエピソードも、 その後日談を想像すれば、沢山の困難が待ち構えているものも多いです。それでも、出産に携わる際に「幸せになる為には、自分達の意志の基で選択をして、 その中でベストを尽くすことが大事なのだ」ということを、 未来の親御さん達や、産科医さん達が身を以って表してくれています。 これは出産だけではなく、人生のあらゆる場面でも当てはまることではないか、と痛感しました。だから読み返した際、登場人物達の台詞や表情が、(少なくとも私の中では)重く重く反芻したのです。逃げ場の無いリアリティーに満ちた内容ですが、それと同時にとても素敵な漫画であることを、 自信を以ってここに記せます。そして、この作品をたまごクラブ等ではなく、敢えて青年向け漫画雑誌に連載する意義は、実はとても大きいんじゃないかな、と。

素敵な漫画だと思います

▼「男性にこそよんで欲しい」というのは本当にその通りだと思います。

医療マンガは昔から数多くの作品があり、ひとつのジャンルとして確立しています。 外科をメインにしていたのが多かったのですが、近年になって、専門医や様々な切り口のマンガが増えてきました。 そのひとつとして、“産科”を取り上げたのが、本作です。 ぶっちゃけていいますと、産科というのは治療ではなくて出産、命を落とすところでは無くて命を産むところ。 死者ではなくて新しい命と出会えるところ、と思っていました。 申し訳ございません!! 母親と赤ちゃんのふたつの命を背負うというのは、ものすごいです。 色々な経緯はあるとしても、自分がここにいるのも、息子が元気に遊んでいるのも、ひとつの奇跡なんだとわかりました。 本当に恥ずかしながら、本書を読むまでは知らない事実ばかりでした。 男は産むことができません。 このためか、男性の多くは、出産についての知識がありません。 失礼ながら、勉強するのは妻が妊娠してから、それでも適当に流して…でした。 こんな自分を引き合いに出すのもアレなんですが、だからこそ、特にこのマンガは男性に読んで欲しいです。 (男性向け雑誌である、週刊モーニングに連載されているのは、正解だと思います。) 出産をテーマにすると、家族や男女間、または恋愛ドラマとして、様々に広げていける可能性があります。 しかし本作は、あくまで“産科”をテーマとし、それ以上は踏み込まない。 主人公も腕のいい医者ではあるが、超人的な技術を持ってたり、超難解な手術に挑むわけではない。 今現在、日常的に行われているケースを、できるだけそのままに描く。 この線引きが非常に見事です。 それでいて、ドラマとしてもうまく、各キャラクターの性格付けもでき、ちゃんと立っています。 特にベイビーの存在は、兼業できるのか!?と突っ込みがちですが、マンガとしていいアクセントではないでしょうか。 本当にこの作品は、未婚・既婚に問わず、一読の価値があると思います。 だって、人は木の股から生まれたわけではないのですから。

男性諸氏にこそ読んで欲しい

▼病院で働いている方のレビュー

病院で働いている者です。1-3巻を読んでのレビューです。 この漫画は、読者が喜びそうな医療マンガや医療ドラマにありがちな、 何でもできちゃうスーパードクターや、「すべては患者のため!!」とか言いながら 周りを引っ掻き回すようなエキセントリックな性格のドクターやスタッフは登場しません。 また一つ一つのエピソードは、こんなレアケース・・・?とか、これって医学的にどうなの? というようなエピソードでなく、どれもまさに日々日本の産婦人科医療の現場で起きていることです。 そして、医療の現場で常に患者さんとおなかの赤ちゃんの事を思い、最善を尽くそうと24時間頑張っている 産婦人科の先生方…まさに現在一緒にお仕事をさせて頂いている先生方や、 自分自身が切迫流産で入院した時・お産の時に大変お世話になった先生方や助産師さん達の姿が とてもリアルに描かれています。 (ちなみに、主人公は総合病院の産婦人科医を務めながらピアニスト業もしています。 現実問題産婦人科忙しすぎてそれは絶対無理だな~と思うのでその点はファンタジーですが、 現場の産婦人科の先生方が24時間患者さんの事を思いながらも 父であったり母であったり医師として以外の大切な役割や時間を持っているという事が 表現されているのかもしれないなあなんて思ったりしました。) 誇張のない、そのままの命の現場を描くことで、生命の奇跡を深く心に伝えてくれます。 何度読んでも泣けます。 作者さんの綿密な取材に基づいた(とひしひし感じます)豊かな想像力で、 医療者側の立場も患者側の立場も、あたたかい筆致で応援している漫画だと思います。 これから親になる人、今現在親な人、そしてこの国の医療のもとで生まれてきたすべての人、 とにかくたくさんの人に読まれたらいいな~と思う漫画です!!

この国で生まれてきたすべての人たちに読んでほしい漫画。

 

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コウノドリ(2)[Kindle版]

高校生同士のカップル……。妊娠していると知った彼女は、中絶手術を受けるために単独で病院へ向かう。しかし、未成年者の場合、パートナーの男性と両親の同意書が必要だと知る。ぶつかり合う二つの家族。中絶か出産か、決めるのは親か子か、産科医が出来る事とは!?

「未成年妊娠」「無脳症」「被膜児」「喫煙妊婦<前編>」が収録されています。

第2巻の帯には踊る産科女医 、宋 美玄 さんの推薦文があります。

第2巻のあとがき

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コウノドリ(3)[Kindle版]

産まれてきてくれて、ありがとう。産科医・鴻鳥(こうのとり)と共に、毎日が奇跡の物語を。――助産院での自然出産を望む妊婦。彼女は病院があまり好きではないみたい。そんな妊婦を見て、医師のいない助産院での出産に否定的な医師・四宮(しのみや)と、助産師・小松(こまつ)さんが真っ向対立。自然出産か帝王切開か、どちらも出産なのに何故!?

「喫煙妊婦」「海外出産」「自然出産と帝王切開」「救急救命」編が収録されています。

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コウノドリ(4)[Kindle版]

首に痣を持つ妊婦がやってきた。本人は否定しているが、夫からDVを受けていることは明白。ソーシャルワーカーも入って、妊婦にDVを自覚してもらうよう働きかけるが――。一方、日本での風疹の流行に伴い、“先天性風疹症候群”を持って生まれる赤ちゃんが増えていて……。【風疹編】先天性白内障という視力の発達障害と、心臓の壁に穴がある心室中隔欠損という障害を持っている女の子。その原因は先天性風疹症候群。先進国では日本だけで流行っている風疹。それはワクチン接種率が低いからだ。その他【救急救命編】【夫のDV編】完全収録。

 

第4巻の帯は伊坂幸太郎さんの推薦文

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コウノドリ(5)[Kindle版]

【立ち会い出産編】初めての出産、初めての分娩室。見ず知らずの人間に囲まれた空間での出産の際に、夫が傍にいるという事が、妊娠の不安を大いに和らげる。他【双子編】【卵子提供編】を完全収録。

第5巻の帯に鈴ノ木さんの言葉が…。

「『コウノドリ』は僕自身が妻の出産に立ち会ったから産まれたんです!」

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コウノドリ(6)[Kindle版]

【子宮外妊娠】:妊娠検査薬で陽性と出るが、子宮腔以外の部分で受精卵が着床したため正常の妊娠ではない。命の危険にさらされるケースもあるため、早めの処置が必要になることもある。他【性感染症】【口唇口蓋裂】【乳児院】を収録。

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コウノドリ(7)[Kindle版]

【NICU】:新生児集中治療室、通称エヌ。早産児や低出生体重児、または先天性の病気を持って生まれた新生児を、24時間体制で集中的に治療する設備である。一般的に、33人に1人の赤ちゃんがNICUに入室するといわれている。施設も病床も新生児科医の数も少なく過酷な現場だが、新生児科医は赤ちゃんを育てるため日々戦っている。

第7巻の帯

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コウノドリ(8)[Kindle版]

【妊娠初期】つわりの辛さは人それぞれ。大体妊娠12週目から16週目に楽になると言われているが、この時期の妊婦は外見から判断しづらい。そこで、マタニティマークが生まれた。他【マタニティブルー】【出産から退院まで】【研修医〈前編〉】を収録。

第8巻の帯。

私も妻の出産に立ち会って、ちぇぶちゃんが出てきたときは涙が止まりませんでした。

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コウノドリ(9)[Kindle版]

【研修医〈後編〉】鴻鳥(こうのとり)のもとで働く2年目研修医の赤西(あかにし)ゴローは、街で心肺停止して倒れている妊婦に遭遇する。近くにあったAEDを使い、妊婦は一命をとりとめ病院に運ばれたが、そこで再び心肺停止を起こしてしまう。聖ペルソナ総合医療センター一同が取った選択は“究極の心肺蘇生術”!! 他シリーズ【インフルエンザ】【出産予定日】を収録。

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コウノドリ(10)

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