第143回日商簿記検定試験まであと2日となりました。
受験生のみなさん、いかがお過ごしでしょうか?
仕事や家事や育児で、なかなか時間が取れず思うようにいかなかったという方もいらっしゃると思います。
あまりにも勉強が進んでいないと、「せっかく受験料を払ったけれど受けに行くの止めようかな…?」なんて弱気になるのも無理ないところですが、社会人が受験する資格試験の場合、案外そういう方は大勢いらっしゃるので、気にしすぎないことが大切です。
ここでは、そんな「試験直前だけどあまり勉強できなかった」という方に向けて、最後の悪あがきの方法についてちょこっと書いておくことにします。
簿記3級受験生の方へ
簿記は仕訳が命です。
試験2日前に「仕訳って何?」という状態の方は、とりあえず次のサイトの記事やテキストを急いで読んでおきましょう。
とにかく時間がないので、簿記3級でよく出る仕訳を丸暗記して試験に臨みます。
おすすめの仕訳集は、ズバリ「究極の仕訳集 日商簿記3級 第2版」。
この本に載っている仕訳を片っ端から丸暗記して試験会場に行き、何とか答案用紙を埋めて帰って来ましょう。
究極の仕訳集 日商簿記3級 第2版
ちなみに純粋な仕訳問題が出題されるのは、過去の傾向からいって第1問(20点分)だけです。
簿記3級ではそれ以外にも第3問の試算表問題と第5問の精算表問題で得点できないと合格は厳しいです。
「究極の仕訳集 日商簿記3級 第2版」には第5問対策として問題の解き方が少し載っているので、第5問対策の部分だけでも見て、解き方を覚えてください。
第3問の試算表問題はとにかく問題の資料を仕訳に直し、あとは集計できれば何とかなります。合計試算表のポイントだけは覚えて、間違えないように注意してください。
合計試算表については、次の記事などを参考にするといいでしょう。
受験しなければ合格確率0%、受験すれば合格確率50%くらいにはなるかも!
最後まであきらめずにがんばりましょう!
簿記2級受験生の方へ
日商簿記2級は最近難化傾向にあるので、真面目に勉強していても合格するのは難しくなっています。ましてや、あと2日では…と考えてあきらめそうになるところですが、そこはぐっとこらえてがんばっていきましょう。
2級では商業簿記と工業簿記が出題されますが、おすすめは工業簿記です。
2級で出題される工業簿記の問題は基本的でやさしい問題が出題されるので、あと2日間工業簿記の対策を中心にして試験に臨みましょう。
試験直前のこの時期に「工業簿記って何?」と言う方は
と
を繰り返し見て、工業簿記の仕訳問題だけでも解けるようにしておきましょう。
さらに、「究極の仕訳集 日商簿記2級 第2版」を丸暗記しておけば、もしかしたら合格できるかもしれません。
究極の仕訳集 日商簿記2級 第2版
受験しなければ合格確率0%です。受験料を無駄にしないように、何とか試験会場には行くようにしましょう。
簿記1級受験生の方へ
純粋に2日間だけ勉強して1級に合格された方がいたら、その体験談と勉強方法を知りたいです。
商業簿記・会計学、工業簿記・原価計算とどちらもボリュームのある科目で途方に暮れてしまうと思いますが、どちらかと言えば工業簿記・原価計算の対策をして試験に臨むといいでしょう。
電卓
試験には、電卓を持っていきましょう。
基本的には家に電卓があるならそれでいいと思いますが(関数電卓は試験会場に持ち込めないので注意してください)、もし今から準備するなら Canon 12桁電卓 HS-1220TUG SOB がおすすめです。
Canon 12桁電卓 HS-1220TUG SOB
「6月12日の今回の試験よりも11月の試験に勝負をかけるぞ」と言う方は、カシオのJS-20WKやシャープのEL-N942Xも検討してみましょう。
カシオ 本格実務電卓 検算・税計算 ジャストタイプ 12桁 JS-20WK
シャープ 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X
まとめ
よく言われていることですが、「あきらめたらそこで試合終了」です。
最後まであきらめなければ何が起こるかわかりません。
仕訳を暗記して、試験会場まで行ってがんばってきてください。
受験生の皆様のご健闘をお祈りしております。