新米パパの子育てエブリデイ

元高校教師が2児のパパに!小1の娘は2026年中学受験予定。サピックスに楽しく通塾中。年少の息子はレゴデュプロ三昧。日々のあれこれを書いていきます。

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こどもちゃれんじ 12月号

佐藤亮子さんの新刊『「灘→東大理Ⅲ」3兄弟を育てたプロママが教える 受験は母親が9割!』の感想

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3人の息子さんが灘中・高等学校、東京大学理科3類(東大理Ⅲ)に進学したことで、一躍有名になった佐藤亮子さんによる2冊目の著書『「灘→東大理Ⅲ」3兄弟を育てたプロママが教える 受験は母親が9割!』が発売されました。

以前、佐藤さんの前作『「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方』に感銘を受け、「子育てメモ」をまとめていたので、この本を心待ちにしていました。

新刊の印象

まだ読み終えてませんが、いきなり第1章が「中学も高校も大学も、子どもを合格に導くのは、母であるあなたです!」というタイトルで始まり圧倒されます。

第1章では、受験を念頭に置き、母親として子どもに対してどう接していけばいいのか、日々の生活の中で気をつけていくべき点はどういうことか、心構えが示されています。

第2章「子どもに身につけさせたい勉強のコツと姿勢、そして母がすべきこと」では、第1章を受けて、子どもが勉強できるようにどのような環境づくりをしたらよいか、毎日のタイムスケジュールをどのように組み立てていけばよいのかということが具体的に示されています。

第3章「小学生時代の勉強のコツと中学受験対策」、第4章「中学・高校時代の勉強のコツと東大受験対策」では、子どもの成長に合わせて、段階ごと科目ごとにどのように工夫をしていけばよいのか、オススメ参考書・問題集にはどれかといったことまで含めて、より具体的に詳しく書かれています。

佐藤さんの場合、すでに3人のお子さんを第一希望通り東大理Ⅲに進学させたという結果を残しているだけに、本書の内容に強い説得力があると思います。

旦那さんの真理さんが東大出身の弁護士ということを考えても、誰もが本書の内容をすべて真似して同じようにできるかといえば、それは難しいと思います。

ただ、それぞれの家庭が置かれている状況の下で本書の内容から何か真似できることはないか、という観点から読み込んで、取り入れられそうなものを試してみるというようにすれば、非常に役に立つような気がします。

Amazonのレビュー

この新刊については、すでにAmazonでASDFさんという方がレビューを書かれていました。それは次のようなものです。

勉強に関しては失敗者が圧倒的多数であるから、多くの人はタイトルに嫌悪感があるだろう。
勉強の責任は全て自己責任であるから、好きなだけうやむやにできる。
多かれ少なかれうやむやにした責任を掘り起こされた気分になる。

勉強は、失敗しても組織のように明確な責任が発生して、それを必ず誰かが引き受けるといった必要性がない。
失敗した分を他の部分で取り返す人もいれば、そうでない人もいる。
全部諦めて放置する人もいれば、学校や塾のせいであると声高に主張するモンスターとなる人もいる。
いずれの選択肢にしてもペナルティはない。(ただしツケは後からくる。)
組織論から言えば、極めて脆弱な構造の上で、明確でない目標に挑まなければならないのである。
この本の文章からはその全責任を引き受ける覚悟を感じとれた。

前著には賛否両論あり、辛辣な意見も飛んでいるが、家庭の中身を晒すなら賛否両論でるのが普通だ。
他人の生き方が気に食わないというのは、多くの人が隠している本音だろう。

責任という観点からのレビュー, 2015/7/22

このレビューの中にある「勉強に関しては失敗者が圧倒的多数である」という指摘は、自分の過去の失敗経験に照らしてみてもハッとさせられるものでした。

もちろん、私は東大に入ることがすべてだとは思っていません。

ただ、勉強に関して何かしら失敗したように感じたことがあるというのが圧倒的多数であるとすれば、「自分の息子を3人とも東大理Ⅲに合格させた」という佐藤さんの結果に対して、前著に対する否定的なレビューのようにあまり良く思わない人もいるのかもしれません。

そんな否定的な意見を寄せられるリスクを負いながら、このような価値ある本を出してくれたということに感謝しつつ、読み進めていきたいと思います。

 

ちなみにこの本の各節の最後に、東大理Ⅲに合格された3人のお子さんのコメントがそれぞれ掲載されているのはとても興味深いです。

「灘→東大理Ⅲ」3兄弟を育てたプロママが教える 受験は母親が9割!

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方

 

プロママとは対称的だなあと思う強烈なオヤジさんの話

こちらは3人の息子さんが京都大学に入学。一見やり方もかなり異なるように見えますが、結果が似ているのが興味深いです。

強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)