日本時間 2021年10月13日(水)4時50分ごろから 第18回ショパン国際ピアノコンクール第2次予選の結果発表が行われました。
日本人出場者の第2次予選通過者は
- 古海行子さん
- 小林愛実さん
- 進藤実優さん
- 反田恭平さん
- 角野隼斗さん
の5名でした。
👍👍👍👍👍👍👍👍👍👍👍
— 菊池亮太🎩(Anoatari) (@komuro_metal) 2021年10月13日
▼第2次予選通過者23名はこちら
- Mr Piotr Alexewicz, Poland
- Ms Leonora Armellini, Italy
- Mr J J Jun Li Bui, Canada
- Ms Michelle Candotti, Italy
- Ms Yasuko Furumi, Japan
- Mr Alexander Gadjiev, Italy/Slovenia
- Ms Avery Gagliano, U.S.A.
- Mr Martin Garcia Garcia, Spain
- Ms Eva Gevorgyan, Russia/Armenia
- Mr Nikolay Khozyainov, Russia
- Ms Su Yeon Kim, South Korea
- Ms Aimi Kobayashi, Japan
- Mr Mateusz Krzyżowski, Poland
- Mr Jakub Kuszlik, Poland
- Mr Hyuk Lee, South Korea
- Mr Bruce (Xiaoyu) Liu, Canada
- Mr Szymon Nehring, Poland
- Mr Kamil Pacholec, Poland
- Mr Hao Rao, China
- Ms Miyu Shindo, Japan
- Mr Kyohei Sorita, Japan
- Mr Hayato Sumino, Japan
- Mr Andrzej Wierciński, Poland
https://chopin2020.pl/en/news/article/276/23-pianists-have-qualified-to-stage-3!
Announcing the results of the 2nd stage of auditions
角野君が受かり、牛田君が選から漏れたことは、演奏の観点以外にも検証に値する。いずれにせよ国際コンクールが新しい時代を迎えたように思うが、ショパン国際コンクールをここまでエンタメ化している国は、日本の他にもあるのかな。日本でピアニストを志す若者の二極化も、より一層進むのかな。
— 赤松林太郎|𝐑𝐢𝐧𝐭𝐚𝐫𝐨 𝐀𝐤𝐚𝐦𝐚𝐭𝐬𝐮, 𝐩𝐟 (@officelaparade) 2021年10月12日
日本人躍進の背景にあるのは、業界一丸となって若い人材を盛り上げ、多くの舞台を経験させ、アーティストとして多角的に磨き上げていることが大きい。エンタメ系から留学組まで層は分厚く多彩。私が国際コンクールを受けている頃とは凡そ異なる。だからこそ中村紘子先生の大きさを今になって実感する。
— 赤松林太郎|𝐑𝐢𝐧𝐭𝐚𝐫𝐨 𝐀𝐤𝐚𝐦𝐚𝐭𝐬𝐮, 𝐩𝐟 (@officelaparade) 2021年10月12日
ここまで審査員の立場で聴いてきたが、これだけ個性的な演奏者を前にして数日間悩んだ。最終的にどの魅力を取るのか。どう点数化するか。ショパン作品の本質から離れていると感じられたり、楽譜と異なる表現だった場合はなおさら。審査員は皆人間。それでもこの結果には、私も「なぜ?」と幾点か思う。 https://t.co/yPry7bn6l2
— 赤松林太郎|𝐑𝐢𝐧𝐭𝐚𝐫𝐨 𝐀𝐤𝐚𝐦𝐚𝐭𝐬𝐮, 𝐩𝐟 (@officelaparade) 2021年10月12日
演奏の主題になるのは美。しかし美は極めて客観的なもので、音楽をプロフェッションとする審査員とオーディエンスでは、聴いている観点が大きく異なる。だから牛田君やA.フェッロが落選したのには理由の所在があり、私自身も思うことは多々。それでも次に聴きたかったのは、彼らが弾くソナタだった。 https://t.co/wQzRi9AJLg
— 赤松林太郎|𝐑𝐢𝐧𝐭𝐚𝐫𝐨 𝐀𝐤𝐚𝐦𝐚𝐭𝐬𝐮, 𝐩𝐟 (@officelaparade) 2021年10月12日
予想外の反応だったので追記。アーティストとして好対照の2人だからこそ、ここまでの流れで何が明暗を分けたのか関心がある。これだけ各人の個性が際立つコンクールも珍しいが、今後はこの傾向が強くなるのかな。時代には潮流があり、今回のショパン国際コンクールでは一つの潮の目を見ているよう。 https://t.co/ufpaI67vBD
— 赤松林太郎|𝐑𝐢𝐧𝐭𝐚𝐫𝐨 𝐀𝐤𝐚𝐦𝐚𝐭𝐬𝐮, 𝐩𝐟 (@officelaparade) 2021年10月13日
青柳いづみこ先生も、Facebookのレポで同じようなことをおっしゃっていました。
— ひつじ (@W4oEImbVMZZmiIr) 2021年10月13日
ショパンコンクールに向けてさまざまな場所で応援してくださった皆さま、お力添えをくださった皆さま、本当にありがとうございました。偉大な歴史を持った素晴らしいコンクールで演奏するという機会を得られたこと、そしてそれを多くの皆さまと共有できたことを心から光栄に思っております。 pic.twitter.com/MORgdRp27a
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) 2021年10月13日
このコンクールで審査をしてくださっている先生方は、音楽家として心から尊敬する存在で、演奏を聴いていただけたことをとても光栄に思っております。今回の判断を心から支持しています。
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) 2021年10月13日
一方で、ご期待を寄せてくださっていた皆さまには、結果という形で報いることができなかったことを本当に心苦しく、申し訳なく思っています。
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) 2021年10月13日
今回はなかなかホールの音響がつかめず、最大音量を見極められないままラウンドを終えてしまい、ダイナミクスの構成や音色の調整が狂ってしまいました。ホールの音響上自分の音量が足りていないのではと錯覚してしまい、不自然な力で芸術的でない飽和した響きを引き出してしまった瞬間がありました。
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) 2021年10月13日
また、響かないホールで無理やり音量を出すために、バスや最も重要な音を少し遅らせることで倍音の効果でピアノが鳴っているように聞こえさせることができるのですが、これをホールの音響を探るうちに無意識に多用してしまっていたようです。
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) 2021年10月13日
(左右のズレは20世紀の典型的なテクニックではありますが現代ではあまりふさわしいとはいえません。もちろんポリフォニックな部分や旋律がレチタティーヴォ的になっている部分では声部ごとのイントネーションの違いから必然的なズレが生じるのは自然な範囲内であれば許容されるべきだとは思いますが)
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) 2021年10月13日
計算違いが重なり想定していたものとはかなり違った音楽を提示する形になってしまいましたが、自分にとっては準備の過程のなかで作品についての勉強をたくさんさせていただけたことが、かけがえのない経験と財産となりました。
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) 2021年10月13日
今後より成長して、また皆さまに聴いていただけるよう精進したいと思います。また再び皆さまと偉大な作曲家の音楽を共有できる日を楽しみにしています。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
— Tomoharu Ushida 牛田智大 (@TomoharuUshida) 2021年10月13日
バーゼルの同門が素晴らしいショパンを演奏したけど、今回予備審査に受からなかった。ところが今回の予備審査を全て聴いていたという世界的な演奏活動をされてるピアニストが「彼のマズルカが誰よりも良かった」と言い、彼に直々に連絡を取り事務所探しの手伝いをしていると聞きました。 https://t.co/4yoYYUYklE
— 小林 海都 Kaito Kobayashi (@kaito5884) 2021年10月13日
コンクールはどこで誰が聴いているかわからない。良い演奏をしていればその演奏に共感してくれる音楽家や関係者、聴衆が反応する。そこから間接的に演奏会に繫がる。演奏会の機会が欲しいという目的でコンクールを受ける人がコンクールに期待していいのは、結果ではなくそこだと僕も教わりました。
— 小林 海都 Kaito Kobayashi (@kaito5884) 2021年10月13日
コンクールは結果に振り回されずに、開き直ってうまく利用できれば受ける意味があると思います。そのスタンスの中で結果が伴えば👍
— 小林 海都 Kaito Kobayashi (@kaito5884) 2021年10月13日
元々世間に認知されていれば騒ぎになるけど、そうでなければ大抵は「知る人ぞ知る存在」でしかない。本当に良い音楽家の演奏が世から隠されているのは勿体ないですよね
以前「本当に上手い人は予備審査で落とした」と審査した本人から聞いたことがある。残念な話。 https://t.co/vUWsIi992h
— 郷古廉 Sunao GOKO (@sunaogoko) 2021年10月13日
音楽のコンクールやオーディションにおいて、審査員が参加者の才能に嫉妬して進出の邪魔をすることはよくある。
— 千々岩英一 (@EiichiChijiiwa) 2021年10月12日