ハイハイが大事と何度も聞かされていました。
赤ちゃんが生まれると、自分の親とか、自分より先に結婚して子どももいた弟とか職場の同僚から、子育てに関するいろいろアドバイスされるようになりました。
授乳するママにはモチを食べさせるといいとか、抱っこばかりすると抱きグセがつくから気を付けろとか、赤ちゃんが泣いてもすぐにそばにかけよらないようにとか、スゴイのになると赤ちゃんが夜起きても寝てるフリをしろとか、せっかく教えてもらって悪く言いたくはないですが、今ふりかえれば、ずいぶんいいかげんなアドバイスをされてたなあと思います。
そういうトンデモ育児アドバイスの一つに「小さいうちは、まずちゃんとハイハイさせないと転ぶ子になるよ」が仲間入りしました。
正直、ずっと信じていたのでけっこうショックが大きいです。
情報の元はコチラです。
ハイハイしないと転ぶ子になる?! - Togetterまとめ
ある番組で「現代っ子は家具などつかまりやすいものが増えてすぐつかまり立ちするから、ハイハイをしない。そのせいで足腰が強くならず、転びやすい。しかも咄嗟に手が出ず顔面から転ぶ子が増えている」という趣旨のことが言われていたり、NHKのニュース番組で「昔と比べると、早く赤ちゃんを立たせてしまい、十分に“はいはい”させていない」という“はいはい”の経験不足が、転んだとき手を出せない子どもが増えている要因だという趣旨のことを大学のエライ先生が言っています(増加中!頭にけがする子供たち|特集まるごと|NHKニュース おはよう日本)が、そのような主張にはエビデンス(証拠)がないということだそうです。
もし、これが本当なら、うちの子は今つかまり立ちばかりしたがってハイハイが少ないから、なるべくハイハイしてくれるように持っていこうなどとは考えなくていいってことになるわけですね。
子育て中は忙しいので、泣くほど心配させられた変な助言も、一々検証して訂正と謝罪を要求するなんて普通できない。それをいいことに変な助言者は、変な助言を言い続ける。
と、このお医者さんは言われてますが、同感です。
特に新米ママやパパは、こういった一見もっともらしいアドバイスを信じやすいと思います。自分達でも、できるだけエビデンスにあたっていこうと夫婦で話し合いました。
今つかまり立ちブームのちぇぶちゃん、これからも思う存分つかまり立ちの練習をさせてあげようっと。
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