プロブロガーのイケダハヤトさんがすごく良いことを言ってました。
世の中には「子どもを否定する親」っていますよね。
(中略)
ぼくは真逆の方針で、娘が誰かに褒められていたら、「そうでしょう!うちの娘すげーんですよ」と乗っかります。いや、実際すごいと思いますしね。
なんか「謙遜」するのが作法みたいになっていますが、ぼくにはよくわかりません。すごいものはすごいと認めればいいんじゃないでしょうか。
褒められれば本人の能力も伸びますし、そのまま伸ばしていけば、自然と自分のレベルも自覚できます。部活とか入ればわかりますよね。受験でも自分のレベルがわかると思います。
褒められて褒められて、市場に出たとき限界にぶつかって、勝負はそれからなんです。親がいきなり若い芽を潰すことはありません。
(中略)
ひとつのことを極めようとすれば、否が応でも挫折して、そこから勝負を始めることができますから。親は子どもを信頼して、褒めて、認めてあげればいいんですよ。
このブログでは、自分の娘「ちぇぶちゃん」の成長の様子を記事にすることがありますが、知らず知らずのうちに、ちぇぶちゃんのできること・すごいことを割り引いて書いていたりします。できた!すごい!と思っていても、そのまま書けないのです。
「謙遜」というやつですね。
そして、その原因はよそ様の同年代の子どもと比べてしまうから。
「ちぇぶちゃんは○○ができるけど、他にももっとすごい子がいるかもしれない。だから大したことじゃないよね」
もちろん自慢の娘です。もっと子どもを褒めようと思っているつもりはあるのですが、一方でいつの間にかこんなふうに考えている自分も存在します。
言い訳をすれば、こんな風に考えるのは自分が今まで生まれ育ったのが「謙遜」を美徳とする日本だから。少なくともこの日本で自分が今まで生きてきて経験した中で、カナダの小学校のような「褒めまくり文化」はなかったし…。親に褒めてもらったような記憶もあまりなく、そんな自分が小さな娘を前にして「褒める」ことに少し照れを感じてしまうところもあったりして。
ちなみに、ママの方はちぇぶちゃんのことを褒めまくっているので、案外バランスがとれているのかもしれません。
▼褒めまくり文化についてはこの本に書かれています。
イケダハヤトさんの引用元のヒビノケイコさんの記事にあるように、「子どもは親の所有物じゃなく一人のヒト。」
子どもが褒められた時、全力で否定する親が子どもをつぶす : ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。
別人格なんですよね。
これは本当にそうだと思います。
最初は何もできない赤ちゃんのお世話をしているうちに、いつの間にか「親の自分が赤ちゃんを育ててやってる。だからちょっとエライんだぞ」と無意識で考えている自分がいるような気がしてきます。
昔どこかで読んだのですが、「親は子どもが生まれたら、生まれてきてくれただけで感謝すべき。将来子どもに恩返しをしてくれるように期待するべきではない」のです。
こんなことを簡単に言えるのは、出産時にお腹を痛めていない男だからかもしれません。
でも、「子どもは親の所有物じゃなく一人のヒト。」ということだけはしっかり胸に刻んでおこう。
今日もちぇぶちゃんは朝からアルファベットパズル、ミッフィーのキューブパズル、ロディのコップタワーで楽しそうに遊んでいます。すごいぞ、ちぇぶちゃん!