このページでは、難関中学受験で有名な進学塾 SAPIX(サピックス)小学部 1年生の授業、学習内容・カリキュラムについてまとめています。
サピックスには興味があるけど、実際にどんな授業が行われているのかよくわからない・気になる・知りたい!という方の参考になれば幸いです。
サピックスの入室テストを受験(年長の11月)
サピックスに通塾するには、入室テストを受けて合格する必要があります。
娘は、昨年の11月下旬に入室テストを受験し合格。入室が決まりました。
娘の点数は「国語・算数200点満点」と非常に優秀でした。
個人成績表に載っていたデータによると、200点満点の子が多数いたようです。
ちなみに、個人成績表によると、入室基準点は200点満点中85点。
ということは、半分取れれば十分合格できます。
年長(新1年生)からサピックスに入るのは高学年から入るよりも、かなりハードルは低くなっていると思います。
入学準備体験講座「もうすぐ1ねんせい」
4月から始まる本格的な授業に先立ち、2月から入学準備体験講座「もうすぐ1ねんせい」が始まりました。
娘はこの「もうすぐ1年生」から受講開始。
授業は
- 算数(30分)→国語(30分)→サイエンスワークショップ(30分)
という時間割で行われました(全3回)。
娘によると「初めてのサピックスはとても楽しかった♪」そうです。
特に、サイエンスワークショップがお気に入りのようでした。
▼授業の詳しい様子は、ママが書いてくれています。
1年生の教材とカリキュラム
いよいよ4月から1年生の通常授業開始です。
授業は週1日ペース。1日の授業は 45分が2コマ。
1年生は算数と国語の2科目で、週ごとに科目が変わります。
例えば「今週は算数、来週は国語」という感じで進んでいきます。(※コースにより異なります。)
1週目 | 国語A・国語B |
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2週目 | 算数A・算数B |
使用する教材は
- 国語はデイリーサピックス
- 算数はデイリーサピックスと基礎力トレーニング
デイリーサピックスは授業で使用する教材で、算数の基礎力トレーニングは家庭で使用するドリル形式の問題集になっています。
国語のデイリーサピックス
現在のところ、通常授業8回分と夏期講習4回分です。
算数のデイリーサピックス
現在のところ、通常授業7回分と夏期講習4回分です。
算数の基礎力トレーニング
計算力と思考力をコツコツ鍛えていく問題集。1か月に1冊配られます。
1日1ページ、10問ずつ計算問題を解く形式になっています。
科目ごとのカリキュラム、学習内容、授業内容をまとめます。
国語のカリキュラム
国語(物語文)のカリキュラムです。
国語では、物語文の読解以外に、知識事項の確認や漢字の練習もあります。
また、2回に1回、作文の課題が付いてきます。
全てデイリーサピックスに含まれています。
1回目 | 『こぐまくんの宝さがし』 |
---|---|
2回目 | 『うめの花とてんとうむし』 |
3回目 | 『おやつですよ』 |
4回目 | 『がんばれパク』 |
5回目 | 『おばあさんのねこになったねこ』 |
6回目 | 『つきよのくじら』 |
夏期1回目 | 『ともだち ふやそ』 |
夏期2回目 | 『くまのこうちょうせんせい』 |
夏期3回目 | 『カーリーおばさんと ふしぎな き』 |
夏期4回目 | 『子馬とカバ』 |
7回目 | 『たからものはひみつ』 |
8回目 | 『おむこさんの買いもの』 |
9回目 | 『三まいのおふだ』 |
10回目 | 『カンガルーのルーおばさん』 |
11回目 | 『ぼくの はな さいたけど…』 |
12回目 | 『びんぼう神とふくの神』 |
13回目 | 『王さまのくびかざり』 |
14回目 | 『きみもいちばんになれる!』 |
国語の学習内容です。現在進行している授業のところまで、カリキュラムをより詳しくまとめてみました。
- 物語文 「こぐまくんの宝さがし」
- ひらがなを使ったパズル
- あいうえおのリズムを用いた言葉遊びの歌など
楽しみながら思考力や言葉の力を高めると同時に、ひらがなの読み書きに慣れていく。
- 物語文「うめの花とてんとうむし」
- 知識問題 しりとり、めいろ、パズル
かたかなに慣れ親しみながら、形が似ているので間違えやすいかたかなの読み書きをしっかりと覚えていく。
この時期はスピードよりも確実に1つ1つの問題をこなしていくことが大切。
- 物語文「おやつですよ」
- 知識問題 パズル のばす音やかなづかいの正しい表記を学ぶ
- 漢字の学習スタート(6字ずつ、翌々週に漢字テスト、熟語をしっかり覚える)
とめ・はね・はらい、書き順に気をつけて、一字一字丁寧に書いて練習すること
- 物語文「がんばれ パク」
- 知識問題「わ」「え」「お」と助詞の「は」「へ」「を」の識別
- 漢字
助詞の働きについての学習はまだ先、書かれているひらがなの本来の発音と違う読み方をする「は」「へ」「を」を見分けられるようになれば十分。
- 物語文「おばあさんのねこになったねこ」
- 知識問題 さまざまな「物の数え方」
- 漢字
物を数える第一歩として、「人間」や「動物」、「日常生活でよく見かける品物」などの「基本的な物の数え方」について、しっかりとまとめて覚えていく。
- 物語文「つきよのくじら」
- 知識問題 時を表す言葉、日にちの言い方(読み方)の練習
- 漢字
時を表す言葉は日常の出来事を話したり書いたりする時によく用いる大切な言葉だからまとめて覚えていく。
- 物語文「ともだち ふやそ」
- 知識問題 濁点のある文字を含めたひらがなの読み書きの復習
- 漢字
クロスワードや重ねた文字を解読するパズルなどを解くことで、語彙を増やし、思考力を無理なく高めていく。
- 物語文「くまのこうちょうせんせい」
- 知識問題 かたかなで書く言葉を用いたパズルやクロスワード
- 漢字
- 物語文「カーリーおばさんと ふしぎな き」
- 知識問題 「のばす音」や、「は」と「わ」の書き分け
- 漢字
- 物語文「子馬とカバ」
- 知識問題 かなづかいの正誤を問題にした迷路や間違い探し
- 漢字
かなづかいは理屈よりも正しい書き方を自然に覚えてしまうことが大切。
- 物語文「たからものはひみつ」
- 知識問題 動きを表す言葉(動詞)
- 漢字
どのような言葉が「動きを表す言葉」なのか、少しずつ学んでいく。
- 物語文「おむこさんの買い物」
- 知識問題 ようすをあらわすことば(形容詞中心)
- 漢字
「ようすをあらわすことば」は、文を作るうえでも、正しい語感を養ううえでも大切な学習になる。
国語の授業の様子・レベル
年々難化していく中学受験入試に対応するため、サピックスは1クラス15人から20人の少人数制。
授業は、先生の「なぜ、そうなるのか」「なぜ、そう思ったのか」という問いかけに対して子どもたちが意見を発表し討論するスタイルで授業が行われているといいます。
親は授業の様子を見学できません。そこで、娘に話を聞いてみると
- 授業中に発表する機会が数回ある
- 授業はとても楽しい!
そうです。
国語の教材に目を通してみると、小学1年生のものとは思えないハイレベルな内容になっています。
長文読解問題の文字数が多い
例えば、国語のデイリーサピックスで毎回出題される長文読解問題は文字数が多くなっています。
デイリーサピックスの長文問題
1回目 | 『こぐまくんの宝さがし』約800字 |
---|---|
2回目 | 『うめの花とてんとうむし』約1200字 |
3回目 | 『おやつですよ』約1300字 |
4回目 | 『がんばれパク』約1250字 |
5回目 | 『おばあさんのねこになったねこ』約1700字 |
6回目 | 『つきよのくじら』約1700字 |
第1回の授業から800字、その後は1200字➡1300字➡1700字…という感じでどんどん長くなっています。
文字はほとんどひらがなが使われていて、授業で先生の説明はあるわけですが、そのことを考慮に入れても、1年生の最初の時点から、ある程度文章が読めて内容が理解できることが前提となっており、要求されているレベルはかなり高いように思います。
また、驚くのは長文読解問題の設問の内容。単に「抜き出して書きましょう。」「順番に書きましょう。」といった書き写すものだけでなく、「どうしてでしょう。」「どんな気持ちだったのでしょう。」というように理由や気持ちを訪ねる設問もあります。自分で考えて文章を書かせる問題が早い時期から出題されていました。
記述式問題の解き方を詳しく学べる
1年生の後期に入ると、記述式問題の解き方(書き方)についても詳しく学ぶようになってきたようです。
最初に自分が書いた解答について解説を聞き、どう書けば満点がもらえるのか考え、自分で直して満点をもらって帰る... というような流れになっているようです。
すぐに漢字が登場!
国語は、1回目はひらがな、2回目はカタカナを学習し、3回目から早くも漢字が登場します。学習する漢字は1回につき6字から8字ずつ増えていき、かなりハイペースです。
知識テーマ
国語では、長文読解問題、漢字に加えて、文法事項中心とした知識テーマの学習もあります。かなづかい、もののかぞえかた、ときをあらわすことば、かたかなでかくことばなど、毎回テーマを変えて学習していきます。
厳しい採点基準
これは、主にテストでのお話ですが、サピックスでは、文字について厳しくチェックされます。
例えば
- えんぴつの濃さが薄い、字の形が崩れているなど、字として読めない。
- 複数の字に読める。
- 漢字のトメ・ハネ・ハライが不十分。
- 解答欄の中に不要な書き込みがある。
- 解答が解答欄の枠の中に収まっていない。
- 解答欄のマス目を無視して書き込んでいる。
といった解答は不正解または減点されるようです。
この点については、オリエンテーションや保護者会でも重ねてお話がありました。
低学年のうちから丁寧に解答する習慣づけが出来るようになりそうです。
算数のカリキュラム
算数のカリキュラムです。
1回目 | ボールつかみゲーム |
---|---|
2回目 | タイルならべ |
3回目 | どれがながい? |
4回目 | おかしをわけよう |
5回目 | どうぶつつみき |
6回目 | ゲームをしよう |
夏期1回目 | みんなでわけよう |
夏期2回目 | タイルあそび |
夏期3回目 | おってきろう |
夏期4回目 | けいさんロボット |
7回目 | ビンゴゲーム |
8回目 | はこをつくろう |
9回目 | スタンプラリー |
10回目 | とけいであそぼう |
11回目 | うらないゲーム |
12回目 | どれにしようかな? |
13回目 | シールをわけよう |
14回目 | どれがおもいかな? |
算数の学習内容です。現在進行している授業のところまで、カリキュラムをより詳しくまとめてみました。
- 「ゲーム」 「数の大小」から推理するゲームと、「数の合成」を扱うゲーム
- 「たし算(1)」 「あわせていくつ」(合併)の場面で使うたし算の練習
- ふくしゅう 入学準備講座で学習した内容の復習
- けいさんトレーニング 答えが8までの計算練習
- 「平面図形」 タイルを使った「形づくり」と合同な形に「切り分ける」問題
- たし算(2)「ふえるといくつ」(増加)の場面で使うたし算の練習
- 計算トレーニング
- 「長さ比べ」
- 「ひき算(1)」
- 計算トレーニング
☆いろいろな量を比較する場面では、比べ方の工夫を考える。
長さ比べであれば、「一方の端をそろえて比べる」「基準となるものをものさしとして比べる」など
実体験を持つことが大切。
☆「減少する場面」でのひき算を学習
「減少する場面」で扱われる問題は、①減少する前後を比較して減少分を求める問題と、②減少した後の残りを求める問題がある。
今回は①を学習。1から6までの数を扱ったひき算を練習。
- 数 10までの数について、数を3つに分解する方法を考えていく。数の推理に関する問題。
- ひき算(2)「ちがいはいくつ」(求差)の場面で使うひき算と「減少する場面」でのひき算を学習(減少分を求める問題)。
- 計算トレーニング
☆おはじきなど具体物を使った操作で練習する。
☆1から9までの数を使ったひき算を取り上げる。
- 立体図形 立体図形の見え方を学習。見取り図と投影図の関係を理解する。立体思考を鍛える問題に取り組む。見取り図なしで、2方向からの見え方から並びを推理する問題に挑戦。
- たし算・ひき算 これまで学習した1から10までの数についてのたし算・ひき算を復習。また、文章からたし算またはひき算のうちどのような式を立てるか考える。文章から数の増減のイメージを持てるようにする。
- 計算トレーニング
☆立体思考は低学年の時期から訓練するのに適した単元。日ごろから立体図形とした親しんでいこう。
- ゲーム サイコロを利用した「すごろくゲーム」と「ます目の上で○と●ではさむゲーム」
- たし算・ひき算 はじめにイラストを数えて「くり上がり・くり下がり」のある計算問題に取り組む。イラストで数えることに慣れてきた頃、式としての出題でも対応できるように、繰り返し練習する。
- 計算トレーニング
☆ゲームを題材にした問題では、まずルールを理解することが大切。自分もゲームに参加しているつもりで考えていく。
慣れ親しんだゲームでも、その問題だけの特別ルールがある場合があるので注意!
- 数の合成分解 3つの数に分解する問題に取り組む。おはじきなどを使って、実際に操作をしてみる
- 場合の数 「条件に合う道順を探す問題」に取り組む。正解が見つかるまで試行を繰り返して、根気強く取り組む。
- 計算トレーニング
☆場合の数では、見た動物の合計数から、動物が多いところを通るのか、または少ないところを通るのか、見当をつけておくと、より少ない試行で条件に合う道順を探すことができる。
また、5種類の動物を見る道順については、見なかった残りの2種類から考えていくこともできる。
- 平面図形 正方形・長方形・直角三角形といった図形の識別について学習する。
- 場合の数 条件として与えられた図形を使って、問題の形を作る
- 計算トレーニング
☆平面図形では、合同な2つの図形で、一方を移動(回転・裏返し)しても、同じ図形であると認識できることが大切。
頭の中で図形を動かす練習をする。
慣れていないなら、折り紙などを用意して、実際に図形を操作してみる。
☆場合の数では、考えられる図形の組み合わせを全ての場合について調べる。低学年のうちから、調べる問題に挑戦することで、思考力アップをはかる。
- 立体思考 見取り図と投影図の関係を考える問題
- つづく計算 「1+2+3」や「5-2-1」のような同じ演算記号が2個入っている計算を練習する。
- 計算トレーニング
☆立体思考では、テキストの上だけで考えるのではなく、実際に積み木を積み上げて、見取り図と実物を見比べてみる。
身の回りにあるさまざまな図形に対する認識を深める。
☆つづく計算では、演算記号が2個、3個…と増えていったとき、計算のしかたはどのようにすればよいのか考える。
- 計算に関する問題 ゲームを題材とした数の合成を考える問題に取り組む
- 20までの数の分解 20までの数について「13は10と3」といったように「10の集まり」を意識した分解を学習する。
- 計算トレーニング
☆計算に関する問題では、たし算と考えるとくり上がりが出る場面が登場する。数え方を工夫すれば「10といくつ」という計算になる。
「けいさん ロボット」では、いろいろな組み合わせを考え、当てはまるものを見つけ出していく問題に取り組む。
☆20までの数の分解では、さまざまなものを数えるときに、「10の集まり」を作って数える練習をする。10の集まりを意識することは十進法の基礎となります。
- ゲームを題材にした問題 ゲームを題材とした数の合成を考える問題に取り組む
- 20までのたし算・ひき算の練習 20までの数について「13は10と3」といったように「10の集まり」を意識した分解を学習する。
- 計算トレーニング
☆計算に関する問題では、たし算と考えるとくり上がりが出る場面が登場する。数え方を工夫すれば「10といくつ」という計算になる。
「けいさん ロボット」では、いろいろな組み合わせを考え、当てはまるものを見つけ出していく問題に取り組む。
☆20までの数の分解では、さまざまなものを数えるときに、「10の集まり」を作って数える練習をする。10の集まりを意識することは十進法の基礎となります。
算数の授業の様子・レベル
算数の印象です。
サピックスの算数は、思考力の養成を目的とした教材が中心となっています。デイリーサピックスに収録されている問題は、ほとんど思考力養成問題です。
思考力養成問題
教材(デイリーサピックス)と娘から聞いた話をもとにすると、公文式でイメージするようなひたすら計算練習をするような場面は全くなく、パズル形式やゲーム形式の問題に考えながら取り組む授業が行われています。
例えば
- 『ボールつかみゲーム』:箱からボールを取り出して、書いてある数字の大小を比べるゲーム。
- 『イルカドーナツ』:数の合成の練習をします。
- 『タイルならべ』:タイルで作った形から、どのタイルに何枚使ったかを考える問題です。
- 『どれがながい?』:絵を見て、みんなの背の高さやおもちゃのへびの長さなどを比べたり、学校から家までの道のり(道は格子状になっています)を比べます。
- 『おかしをわけよう』:大きさ比べをしながら、みんなでおかしを分けたり、数字カードを並べたりする問題に取り組みます。
- 『どうぶつつみき』:さいころの形をした積み木(立方体)を積み上げた図から、積み木を何個使ったか数えたり、正面や横から見たときの見え方を考えます。高さによって模様の違う積み木を1列に並べて、正面や横から見た時の模様の見え方を考える問題も学習します。
- 『ゲームをしよう』:さいころを振って出た目の数だけ進む「すごろくゲーム」と、マス目に並べた◯を●ではさんで●にする「しろとくろ」の2種類のゲームの問題を扱います。
- カードを見て数を推定する問題や合計から逆算して推定する問題、透き通ったカードを裏から見ると模様がどうなるか推定させる問題など…
こんな感じですね。
問題文をよく読み、自分の頭で考えて答えを出す問題ばかりなので、ひらがなの読み書きが苦手だと大変かもしれません。
娘は、もともと算数が得意なこともあり、「お勉強」というよりは、パズルやゲームを解いている感覚で、むしろ楽しそうに取り組んでいます。
毎回「楽しかった!」と話してくれるので、嬉しく思います。
また、早くも立体図形の問題も出題されていました。
算数基礎力トレーニング
計算力・思考力向上のために、家庭で毎日取り組む教材です。
ページごとに日付がプリントされており、その日にやることが指定されています。
算数基礎力トレーングの内容は、数を数えたり、順番通りになるように数字を穴埋めしたり…といった本当に基礎的なところから始まるので、難しすぎて解けないということはありません。
7月号からくり上がりのあるたし算、くり下がりのあるひき算も登場し、徐々に難しくなってきています。
サピックスでは、その日に使う教材がその日の授業で渡されるため、予習はできません。その代わり、授業で学習したことを定着させるために「復習」が重視されています。
毎回、
- 授業の内容を家族に詳しくお話すること
- 授業中に解けなかった問題を解くこと
- 解いた問題を復習すること
が宿題として出されます。
テスト
塾と言えば、テストですよね。
サピックスの1年生では、組分けテスト、確認テスト、復習テストが行われます。
5月 | 確認テスト |
---|---|
7月 | 組分けテスト |
7月 | 復習テスト |
10月 | 確認テスト |
1月 | 組分けテスト |
1月 | 復習テスト |
組分けテスト
年2回、試験範囲を定めない実力テストになっています。
このテストでの得点によって、コースが決定されます。
確認テスト
組分けテストとあわせて定期的に行われる、授業の理解度を確認するテストです。
出題範囲はテスト実施直前の約2か月間のサピックスでの学習内容が中心。
コースの昇降もありますが、校舎の設置コース数によって昇降するコース数が変わります。
復習テスト
授業の理解度を確認するテスト。組み分けテストと同時期に行われます。
出題範囲は確認テストと同様、テスト実施直前の約2か月間のサピックスでの学習内容が中心。復習テストによるコースの昇降はありません。
各テストの成績優秀者には、メダルや表彰状が渡されます。
メダル・・・対象テストは組み分けテスト
対象者
- 最優秀賞(金メダル)総合順位 1位~5位
- 優秀賞(銀メダル)総合順位 6位~15位
- 努力賞(銅メダル)総合順位 16位~30位
表彰状・・・対象テストは組分けテスト・確認テスト・復習テスト
対象者・・・コースごとの最上位者
▼娘が組分けテストでもらった金メダルと表彰状。モチベーションが上がりますね!
娘は、今のところサピックスに楽しく通っています。
授業もテストも全てが面白いらしく、毎週目をキラキラさせてその日の話をしてくれます。
そんな娘と話していると、サピックスに通うことにして良かったなと思います。
(父親としては、送り迎えの時のコミュニケーションも楽しかったりします。)
現状、娘にとって「授業の内容はやさしめに感じる」とのことです。
それでも、これから授業内容の難易度もどんどん上がっていくと思います。
これまで同様、娘が無理なく楽しくサピックスに通えるように、また、他の習い事と両立させてどれも全力投球できるように、親としてしっかりフォローしていければと思っています。
娘の家庭学習
娘の場合、毎週のサピックスの授業をペースメーカーにしながら、 家庭ではサピックスの復習に加えて
- チャレンジタッチ
- RISU算数
- そろタッチ
を軸に学習を進めています。
どれも今の学年よりかなり上の内容を学んでいるので、サピックスの授業に向けて特に何かをすることはありませんが、家庭学習の積み重ねのおかげでサピックスの授業に無理なくついていくことができ、学びを深めていることも事実だと思います。
これからもコツコツ丁寧に学び続けていきたいです。