公文式は子どもにやらせたいということもありますが、子どものころやった経験がなかった自分にとっては一種のあこがれのような存在。
資料請求でももらうことができる「くもんのヒミツがわかる本」には、自学自習できる子の育て方、公文式教材のヒミツ、くもんのすいせん図書など気になる情報が満載です。
公文式のポイント
公文式のポイント(教材のヒミツ)を上げてみると
手とり足とり教えなくても子どもが自分で学べる教材になっている
ということがあります。これって本当にすごい。
算数・数学のプリントには分数計算以降、例題が掲載されています。
- 例題を見れば、次の1問目が解ける
- 1問目を解くとその問題が次の問題のヒントになっているので2問目も解ける
- 2問目を解くと…
という具合でまさに芋づる式に出来てしまう。くもんでは自分で発見する喜びや自ら学ぶ力が伸びていくといいます。子どもが自分から進んで勉強できて続けられる、そんな仕組みになっているなんてまさに夢のような教材ですね。
ラクラクできる内容からスタートする
勉強する内容が初めから難しいとやる気がなくなって続かなくなってしまい、下手すると勉強嫌いにもなりかねません。
くもんの教材は「1+4=」「2+4=」「4+4=」「3+4=」…
というようにラクラクできる簡単な内容からスタートし、徐々に難しくなっていきます。
こうすることによって、勉強がスラスラ進みリズムが生まれてくるので子どもの集中力も養われるそうです。勉強するときの順番ってすごく大切なんですね。こうした工夫によって難問で悩んでいらずらに時間を使って勉強嫌いになるということも防げるというわけ。
『「公文式・読み聞かせ・バイオリン」で子どもは天才に育つ!』の著者田中勝博さんによると、くもんは「1枚20問の反復が絶妙なリズム」だといいます。
私が公文式が良いと思った一番の理由は、反復学習が徹底されているところです。
今日はプリント何枚、明日は何枚、というふうに、とにかくひたすらにプリントを解いていく。先生はそのアドバイスをするだけです。宿題も「○枚プリントをやってきなさい」というかたちで出題されます。しかも、そのプリントは小刻みにステップアップしていくので、解いていくほどに学習が進んでいくことになります。
教育の本質は反復学習にあります。どんな苦手な分野の勉強でも、繰り返せばそれだけ身につきます。「いくら頑張っても全然身につかない」というのは、原理的にはありえません。
したがって、いかに反復学習させるかが勉強の工夫のしどころなのですが、そこを公文式は実にうまく解決させている。プリントをどんどん解いていく公文式は、「達成感」を得やすい仕組みになっているのです。A5の小さなサイズで、小学校低学年相当のものであれば1枚あたりの問題数が約20問。これには目からウロコが落ちる思いがしました。
紙の無駄なんじゃないか、と思ったのは最初だけで、このかたちでしか生まれない効果があるのです。表10問、めくって裏10問。それを何枚と繰り返すうちに、すごくいいリズムが生まれます。たった20問だからすぐ終わる=すぐに達成感が味わえる。これが、まるでゲームのような楽しさなのです。
公文式は、参考書を毎日数ページ解く、先生の授業を聞く、といった通常の学習塾とは、まったく異なります。ゲームのように反復学習ができるという意味では、公文式を超えるものはないというのが私の考えです。
この勉強スタイルは子どもだけでなく大人にも使えそうです。
スモールステップで達成感を重ねる
初めて2桁で割るわり算を学習するプリントなど、解答に至るまでの計算手順が複雑になってきた場合は、問題のなかにヒントを書きこむ形式になっています。
ヒントをたどりながら少しずつ空欄を埋めていけば解答が出せるようになっているため、スモールステップで小さな達成感を積み重ねていくことになり、やる気が続くしかけです。
自分も子どもの頃、やってみたかったなあ…と本当に思います。
作家の佐藤優さんも公文推しです。
くもんには通信もあるけれど…
このように教材がよく工夫された公文式。続けていくと小学生が高校数学を解けるレベルまで到達することができるといいます。
ちなみにくもんには通信講座もあり、自宅でそれを解けばいいのだったら、その方が効率がいいんじゃないかな…と少し考えてみたのですが、最近読んだこのブログの記事でいつかは教室に通わせる方向に大きく心が傾いています。
その次に考えたのが、公文の通信(通室の場合と同じ教材です)
通信の場合は通室の料金に+1080円
1ヶ月8000円近く払って家で黙々とあのプリントをやる?と考えたらゾッとしました
通信の場合1ヶ月分ごと100枚~200枚のプリントが送られてくるそうです。やっぱり公文は通うからこそ出来る教材なのかなー?と思った時点で公文通信は却下(公文 する?しない? 我が家の選択|おうち英語とお受験と…日常のあれこれ)
確かにたくさんの枚数のプリントをいきなり見るとその量に圧倒されてしまいますよね。
教室に通えば、周りの子どもたちにも刺激を受けて、集中して勉強できるというところがあるのかもしれません。
通信は、大人の自分がやってみたいぐらい。妻が教えてくれたのですが、通信ではドイツ語やフランス語も学べるようです。尊敬している英語通訳者さんが、くもんの通信でフランス語を学ばれていたということを知って興味を持ったらしい…。「くもんでドイツ語をもう一度はじめからやろうかな~」なんて言ってました。
今ちぇぶちゃんは、文字や数字やアルファベットに興味があって、言葉もかなり増えてきました。
とはいっても、プリント学習に入るにはまだ早すぎるかな…という感じです。
今後はプリント学習にうまく入れるよう導く方法を探っていきたいと思っています。
▼ちなみにちぇぶちゃん、今はこんなシールブックで楽しそうに遊んでいます。
(くもんのシールブックはこの他に「おでかけのりもの」などいくつか出ています。)
▼お絵かきついでにちょこちょこ進めています。
※ 新米パパがくもんについてグダグダ書いている記事はこちら
4人に1人が公文式経験者!現役東大生は、「公文式」とどう付き合ったか? ~ プレジデントファミリー調べ
この本も面白かった!佐藤優さんの書評あり。